試練の中にいるアメリカ 2013.12.27

<財政の崖(フィスカル・クリフ)近づく>

アメリカは2013年1月1日、財政の崖(フィスカル・クリフ)を迎える。

財政の崖とは、ブッシュ大統領以来の大型減税政策の期限切れとなり、市民への増税が始まる時期と、国家債務上限額への到達でもはや借金ができなくなり、歳出の大幅削減を余儀なくされる時期が重なって、アメリカの景気が大きく後退するというものである。もしこれを回避できなければアジアをはじめ世界経済を影響と及ぼす。

オバマ大統領は、富裕層の税金を増額する案を出したが、共和党の反対で却下となった。フィスカル・クリフまであと数日しかない。オバマ大統領はハワイでのクリスマス休暇を早めにくりあげ、ホワイトハウスに戻って対応中である。

<アメリカ全土で吹き荒れる嵐とたつまき>

今週初頭より吹き荒れている強い寒波を伴う嵐で、アメリカ全土ではすでに6人が死亡した。ミシシッピ州では、大雪ととたつまきも発生し、建物に被害が出ると共に、20万人以上の家庭が停電に陥っている。アラバマ州とミシシッピ州は非常事態宣言を出した。

この寒波と大嵐は今後、先にスーパーストーム・サンディの被害を受けた地域を含む東海岸に移動していく予測されている。

イスラエルのクリスマス 2012.12.25

<エルサレム>
基本的にクリスマスはユダヤ人に関係がない。逆に彼らを迫害したキリスト教会を連想させるものでもあるため、エルサレムでは、ホテルなど観光客への配慮が必要な場所以外に、クリスマスの空気はまったくない。

しかし、一般に常識的なユダヤ人たちは、相手がキリスト教徒だと知ると「メリークリスマス」とあいさつをしてくれる。エルサレム市も、キリスト教徒に敬意を払うためか、今年も23日にクリスマスツリーになるもみの木を早い者勝ちで無料配布した。

今年は、旧市街への入り口で最もにぎやかなヤッフォ門にクリスマスツリーが立てられる予定だったが、ユダヤ教徒からの反対もあり撤去された。

ユダヤ教正統派の中には、「クリスマスには悪霊が働く」といい、悪霊の影響を受けないために、クリスマスイブにはトーラーの学びをせず、ミツバとよばれる律法にかなったよい行いもしないようにするという宗派もある。(Ynet)

メシアニック・ジューたちの間でも、クリスマスは「異邦の偶像礼拝」として敬遠されている。しかし、変わり種?のエルサレム・アッセンブリーだけは、アメリカやヨーロッパなどクリスマスの文化を持つ国から移住した人たちに楽しんでもらおうと、24日夜、礼拝ともちよりの食事会とが行われた。あっぱれ熱血メノー牧師。

会では7カ国からのチームが、クリスマスの歌をそれぞれの言葉で歌った。世界の四隅から人々が移住してくるイスラエルだからこそ可能なプログラムで、感動していた人も多かった。ちなみに日本語もエントリーした。

<ベツレヘム>

2012年、パレスチナは、ベツレヘムの生誕教会ユネスコ認定、国連での格上げで、特別な意味でのクリスマスとなった。生誕教会での深夜ミサには、アッバス議長の他、ファイヤド首相も出席した。(議長らはイスラム教徒)

生誕教会前広場は、今年も電飾で飾られた大きなツリーと、数千人の観光客でにぎわった。(写真はYネットより)。ベツレヘム市内34カ所のホテルは、すべて満員。広場ではステージが組まれて、クワイヤが歌ったり、パレスチナ人の子供たちや鼓笛隊によるパレードなども行われた。

しかしながら、台頭するイスラム主義や迫害を受けて、西岸地区のクリスチャンは今も海外へ流出し続けており、ベツレヘムのキリスト教徒の人口は全体の3割程度にまで落ち込んでいる。実際は、ベツレヘムはイスラムの町なのである。

そのため、ベツレヘムのクリスマスは、観光客勧誘目的と政治的な要素もありで、けっこう世俗的であることを否めないのも事実。

<イスラエル国内のアラブ人クリスチャン>

パレスチナに比べると、民主国家イスラエルでは、多少の差別は避けられないが、確かにキリスト教徒も自由に信仰を守る事ができている。ナザレなど北部には多くのアラブ人クリスチャンがおり、静かで家庭的なクリスマスを楽しんでいる。

レバノンの国境からイスラエル領内わずか8キロのところにある町ミーリヤは、人口3100人。めずらしく100%キリスト教徒の町である。実際に日曜に礼拝に来るのは全体の8%だというが、一応、全員ギリシャ・カトリック教徒。教師や弁護士など高学歴の人が多く、皆中流家庭である。

この町で教会の長老的存在ラウヤさんのお宅を取材。大きなクリスマスツリーをはじめ、家中が様々なクリスマスグッズで飾られていた。

ラウヤさん一家は、世俗的な一家だったが、1996年、彼の妻の重篤な病気が奇跡的に癒されたという経験から、祖父母をはじめ、全員、信仰に立ち返ったという。今では毎日午後5時、家族や近所の人々も参加して、聖書朗読と祈りを続けている。

娘さんがアラビア語でおなじみのクリスマスの賛美歌「神の御子は今宵しも」を歌ってくれた。迫害多いイスラム諸国のことばアラビア語でも、この歌が歌われていることに感動だった。(写真・手前がラウヤさん)

<ネタニヤフ首相あいさつ>

ネタニヤフ首相のクリスマスのあいさつ。今年はけっこう政治的だった。中東で信教の自由が認められ、クリスチャンの礼拝が保護されているのはイスラエルだけだと強調。来年はぜひ「永遠に私たちの首都エルサレム」を訪問してくださいと語った。(それを笑顔なく怖い顔で語っているのが若干おもしろかったりする。)

www.mfa.gov.il/MFA/Government/Communiques/2012/PM_Netanyahu_Christmas_greeting_24-Dec-2012.htm

悲しいシリアのクリスマス 2012.12.25

ダマスカスでは23日朝、パン屋さんをシリア政府軍が空爆し、パンを買うために列をなしていた人々を含めて多数が死亡した。反政府勢力は90人死亡と主張しているが、正確な数字は不明。

シリアのキリスト教徒の人口は、全体の10%にのぼっていた。しかし、親アサド大統領派の人も少なくなかったため、イスラム主義の反政府勢力を恐れて、すでに多くが国外難民となっている。

シリア国内にとどまっている者も、物価が2-3倍と高騰が続いており、食料すら買えないのが現実。ダマスカスの旧市街クリスチャンが多く住む地域。昨年はそれでも若干のお祝いの飾りなどもあったが、今年は全くないとBBCは伝えている。

死海写本の新しいサイト 2012.12.18

Merry Christmas  
A Happy New Year!

今年いっぱい、オリーブ山便りを受信してくださった皆様、また新しく登録してくださった皆様。
暗いニュースが続くなか、共に激動のイスラエル、また世界をとりなすことができたこと、
心から感謝いたします。本当にありがとうございました。

<本物の死海写本・創世記1:1の写真>

18日、エルサレムで新しい死海写本のホームページが紹介されました。イスラエル考古学庁とグーグルが技術協力し、より本物により近い写真をだれでも見て読むことができるようになりました。www.deadseascrolls.org.il

その記者会見において、本物の死海写本をまのあたりにし、私自身のカメラで写真に納めることができました。
添付した写真は、創世記1章1節です。(網がかかっているように見えるのは、写本を保護するための特殊な網)。

2000年前、イエスさまがおられたころのみことば。イスラエルと聖書、イスラエルと主ご自身の結びつきを改めて実感し、深い感動を覚えました。新年にあたり、皆様とも分かち合いたいと思いました。

天地創造の主がイスラエルと共に、そこに接ぎ木された私たちと共にいてくださいます。今週の日曜、皆様の教会での礼拝、イベントがおおいに祝福されますように、また来る2013年も、それぞれの地で祝福と前進に満ちた年となりますよう、心からお祈り申し上げます。

2012年 イスラエル経済 2012.12.18

イスラエル財務相ステイニッツ氏によると、2012年、イスラエル経済ののびは、昨年より若干下がって3.5%となった。日本は震災等でマイナスになっていたが今年は2.2%

<2012年も記録更新・イスラエルへの旅行者330万人>

毎年更新しているイスラエルへの観光客数だが、今年もすでに更新し、この11月末までのデータで330万人がイスラエルを訪れた。うち60%はクリスチャン。(1位インドネシア 2位ナイジェリア 3位ポーランド)

観光局によると、来週のクリスマスには75000人(うち25000人がクリスチャン)がイスラエル入りする。ベツレヘムは西岸地区だが、イスラエルの観光局がエルサレムとベツレヘム間の特別のバスを走らせることになっている。バスは24日午後12時から25日午後12時まで10-15分おき、ノンストップで走るという。

<”スタートアップ”の国(世界の立ち上げ屋イスラエル)>

最近”スタートアップ”ということばが出回っている。”スタートアップ”とは、”立ち上げ”という意味で、様々なアイディアを出して小さなベンチャー企業を立ち上げ、それを大企業が買い上げるという流れのことである。主にIT産業、医療機器、防衛関係企業でこのしくみが広がっている。

イスラエル(テルアビブ)では年間少なくとも800の新企業が立ち上がっており、アメリカ、中国に続いて世界3位のスタートアップ大国。(つい最近までは2位だった)2012年には、海外の大企業が550の会社に計214万ドルを投資(買い上げ)した。これは2011年に比べると実に70%アップとなる。

あまり知られていないが、インテルはイスラエルからのスタートアップ。この道32年のジョン・メドヴェッド氏によると、マイクロソフト、グーグルなどIT企業のほとんどの立ち上げにイスラエルが関わっているという。イスラエルはいわば「世界の立ち上げ屋」なのである。

最近、世界でイスラエル製品のボイコットが横行しているが、もし本気でイスラエル製品をボイコットするなら、コンピューター全部、グーグルもフェイスブックも全部あきらめてもらわなければとメドヴェッド氏は語る。

<貧富の差拡大>

頭のいいIT関連の人々がますますよい暮らしになるため、優秀な人材はすべてそちらに流れてしまい、給料の安い学校教師の不足が深刻になっている。

教育がなければワーキングプアになる厳しい社会である。最近では、仕事一つだけでは生活できないので2つの仕事をまわす人が15%にのぼる。2012年、銀行に借金をして生活をしのいだ家庭は18%(ほぼ5家族に一つの割)。

さらに2012年、貧困家庭の子供の10%が路上で金銭を求めたことがわかった。2011年の3%から急上昇である。また、貧困家庭の20%が生活のために、子供の受けるべき教育をあきらめていた。

シリア情勢アップデート 2012.12.18 

<パレスチナ人も巻き添え>

15日、ダマスカス、ヤルムク地区のパレスチナ難民キャンプがシリア政府軍に空爆され、25人が死亡。シリア政府軍と激しい戦闘になっていたが17日、反政府勢力がこのキャンプをほぼ制圧した。パレスチナ組織PFLPのリーダー・アフマド・ジブリもシリアから逃れたもよう。

この戦闘で、数百人規模のパレスチナ難民が、いっせいにレバノンへ逃れた。シリア国内にはイスラエル建国1948年以来のパレスチナ難民が約50万人にいた。これを受けて、これまでシリア内戦についてコメントを控えてきたアッバス議長も、国際社会に対処を求めた。

<ヨルダンへの難民も急増>

ここ2-3日、ヨルダンへ逃れてくるシリア人が急増しているという。難民らはシリア政府軍が化学兵器を使うのではないかとの懸念している。

先月、イスラエルはヨルダンに対して、シリアの化学兵器を攻撃することをもちかけていたが、ヨルダンに近いところに化学兵器があるのかもしれない。実際、シリア政府は、17日、「化学兵器が反政府ゲリラの手にわたるかもしれない」と語っている。

イスラエルよりアメリカへ 2012.12.16

アメリカのコネチカット州で起こった小学校での悲惨な虐殺事件。イスラエルでも連日トップニュースで流されている。

15日、ネタニヤフ首相は、オバマ大統領に哀悼を伝える手紙を出した。テロで子供を失う経験のあるイスラエルなので「わたしたちにはわかります」とのことばがそえられていた。ネタニヤフ首相に続いてペレス大統領もオバマ大統領に哀悼の手紙を出した。

犠牲となった20人の子供たちの中に6才のユダヤ人少年も含まれていた。地域のシナゴグでは、ラビが人々に「世界には悪があるということだ。これは神のなさったことではない。おちついて、前向きに生活を続けるように」と語ったという。

ユダヤ人にとっては楽しいはずのハヌカ、またこれからクリスマスを迎えるにあたって、愛してやまないかわいいさかりの子供たちを失った家族の痛みは想像を絶する。

<アメリカで増える銃乱射事件>

アメリカでは、今年7月にもバットマンの試写会で銃を乱射した男がおり12人が犠牲となった。今後、オバマ大統領が銃社会をどう変えるのかが注目されるところである。

世界の情勢を分析し霊的なメッセージを語るアメリカ人神学者ジョエル・ローゼンバーグ氏は、「アメリカは年々神を閉め出している。神に背を向ければ向けるほど、悪が入り込む。」とアメリカの急速な没落を憂慮し、警告している。

ヘブロンで新たなテロ組織が「第三インティファーダ」宣言 2012.12.16

15日、西岸地区ヘブロンで、ハマス、ファタハ、イスラム聖戦、PFLPが合同で「National Union Batallion(国民同盟戦闘部隊(仮訳))の立ち上げを宣言し、そのビデオを流した。http://youtu.be/OU8CRBtyVcM

このグループは、国連でのパレスチナ格上げを支持すると同時に、”海から川まで”の全域をパレスチナのものにするために戦うと「第三インティファーダ(イスラエルに対する戦闘)」を宣言している。

リーバーマン外相辞任 2012.12.15

イスラエル法務局が、リーバーマン現職外務相を背任罪で起訴することが決まったことを受けて、14日、同氏は外務相、ならびに副首相から辞任する意向を発表した。

リーバーマン氏は16年近く前から、不正な政治献金を受け取り、資金洗浄(不正な資金でないようにみせかけるための操作)していた疑いで捜査されてきた人物。

今回の起訴は、同氏が捜査情報を警察から不正に入手しようとしていたという背任罪で、汚職そのものについては証拠不十分として不起訴のまま捜査も終了することになった。

<総選挙への影響>

リーバーマン氏は、極右とされるイスラエル・ベイテイヌ党の党首。先月、ネタニヤフ首相が、リクードとベイテイヌとの合併を発表し、選挙名簿も合同で作製したばかり。同氏は、「法的には外務相を辞任する必要はないが、総選挙(1月22日)までにこの件をクリアにしておきたいとのことで辞任を決めたと語っている。

つまり、外務相は辞任しても、政治生命が終わったわけではなく、起訴がクリアになれば、総選挙にもそのまま出てくる形となる。ネタニヤフ首相も、「起訴がクリアになり、次期政権では活躍してほしい」と語っている。

<極右で爆弾おとし発言が多いが、根強い人気のリーバーマン氏>

リーバーマン氏は、「ユダヤ人としての本音だが、それを口に出したら論争になるので通常は言わない」といったような事柄をそのまま言うことがある。たとえば、「アラブ人はイスラエルから全員いなくなるべき」といった発言である。

また先週11日、リーバーマン氏は、ヨーロッパのほとんどの国が国連総会でパレスチナの格上げに賛成し、エルサレム郊外で西岸地区にあたるE1地区にユダヤ人住宅建設を進めるイスラエルに圧力をかけるヨーロッパに対し、

「ヨーロッパは、イスラエル打倒を叫ぶハマスと、それに沈黙を保っているアッバス議長に対してなんの対処もしていない。これはナチスの虐殺を知りながら何もしなかった1930年代ホロコーストの時代のヨーロッパと同じ状況だ。」とダイレクトに発言し、”どんびき”と”ひんしゅく”をかった。

しかし、極右としてけむたがられる一方、内心「そのとおり」と思っている市民も少なくなく、根強い人気がある。またリーバーマン氏は自身がロシア系であるため、ロシア系住民の支持基盤もある。

ヘブロンでもハマス25周年 2012.12.15

13日、ジェニンに続いて14日、ヘブロンでもハマス25周年ラリーが行われた。住民は緑のハマスの旗やはちまき、紙で作ったカッサムロケットを掲げて集会に集まった。これはアッバス議長の公式の承認によるものである。

ラリーでは、ガザ地区からハマス指導者イスマエル・ハニエ首相が電話で「ハマスはイスラエルに勝利した。ハマスはイスラエルを認めない。」とするメッセージを群衆に対して語った。

ヘブロンでは今週、イスラエル軍兵士との衝突で17才少年が死亡したばかりだったので、イスラエル軍はハイレベルの警戒態勢をとっていた。パレスチナ自治政府も、警官200人を配置して警備にあたった。幸い暴力的な衝突はなかった。

エジプトで今日、憲法の国民投票 2012.12.15

エジプトのムルシ大統領が、イスラム主義者主体で作製した憲法を承認するかどうかの国民投票が15日現在(日本時間15日16:00)から始まっている。カイロ、アレキサンドリアなど全国7カ所で投票が行われているが、治安部隊は25万人に上っているという。

この憲法をめぐっては、イスラム主義を導入したいムルシ大統領とムスリム同胞団に対し、世俗派でイスラム主義憲法に反対する反ムルシ派勢力が暴力的なデモ合戦となっていた。

この投票は、エジプトが将来、イスラム主義国になるか、世俗の国になるかを決める投票になると言われている。

ロシア-シリア政権崩壊を示唆 2012.12.14

これまでシリアのアサド政権を支えてきたロシアだが、13日、ロシアの副外相が「アサド政権が風前のともしび」になっているという認識を明らかにした。

もしアサド政権が倒れた場合、ロシア人を含むアサド大統領支持派の人々を虐殺する可能性がある。そのため、ロシアは、シリアに在住する約5000人のロシア人を強制退去させる方向で検討中である。

<アサド政権がスカットミサイル使用>

アメリカ国防省の調べによると、反政府勢力は、アレッポ、ダマスカスなど、シリアの地中海側一帯を掌握しつつあるという。そんな中12日、アサド政権は、反政府軍地域にむけてスカットミサイルを発射した。

スカットミサイルは旧式で、あてずっぽうであるだけでなく、化学兵器を搭載可能とやっかいなミサイルである。スカットミサイルが使われたことでアサド政権がいよいよ窮地に陥っていると分析されている。

<アメリカが反政府勢力を承認>

反政府勢力に、イスラム過激派グループが含まれていることから、アメリカは、反政府勢力の代表団を正式に認めることを見送ってきたが、オバマ大統領は12日、これを認めると発表した。アメリカに続いて13日、100カ国あまりが承認の意思を明らかにした。