超正統派シナゴーグで座席崩落の事故:2人死亡167人負傷 2021.5.17

ガザとの戦闘、国内でのアラブ人との騒乱と、災難が続く中、16日、シャブオット(7周の祭り)を祝っていたエルサレム北部、ギブアット・ゼエブの超正統派シナゴーグで、大規模な座席崩落事故が発生した。2人(12歳、40歳)が死亡。200人近くが負傷。このうち5人が重症となっている。

先月、メロン山での将棋倒しで45人が死亡してからまだ一月もたっていない中での同じような事故が発生したことになる。

<大人数野外席が崩落>

事故は、10日日没後、超正統派男性たちが、シャブオットの祭り中、ちょうどメロン山のように、ぎっしりいっぱいになった群衆が、階段状になっている臨時階段式座席で、踊っていた時に発生した。突然最上段が崩落して、人々が、人間の雪崩のように落下する様子がビデオに残されていた。

<誰の責任か:市役所か警察か>

メロン山と同様、この施設は、大人数が集まるための安全基準を満たしていなかった。これを警告したかどうかだが、メディアによっては、市役所は警告したが、警察は、最終的にイベントを停止させるのは、市の責任だと主張。

一方、市役所は、この臨時階段式座席では、安全基準を満たさないとして、警察や消防にもこの訴えを出していたとのこと。警察による危険性についての報告は書面でも残されている。さらには、シナゴーグの入り口に、「入るのは危険」との張り紙までだしていたとのことである。

しかし、最終的に警察は、イベントを中止させる決断は警察ではなく、市の責任であると言っていたという。そうこうしているうちに、イベントは開催されてしまい、事故が発生したということである。今回も、警告が十分にあったのもかかわらず、最終的には政治的にも見過ごされた形である。

www.timesofisrael.com/2-killed-over-130-hurt-as-synagogue-bleacher-collapses-near-jerusalem/

www.jpost.com/breaking-news/synagogue-balcony-collapses-in-givat-zeev-dozens-injured-report-668322

*シャブオットとは

シャブオットとはヘブライ語で、シャブオ(週)からきており、過越の祭りから数え始めたオメルを数え終わる日である。

またこの日、ユダヤ人は、3300年前に、モーセがシナイ山で受け取ったトーラー(十戒とそれに関わる、旧約聖書)を覚え、毎年心新たにトーラーを受け取る人考えられている。

トーラーを与えることで、神はイスラエルと契約を結んだことを表し、イスラエルもまた神に従うことを誓う日ということである。いわば、神との深い関係が結ばれた喜びの日ということで、この日、ユダヤ人たちは、夜を徹して、トーラーを読み、子供も大人もともに十戒を読む。

大きな喜びの時であり、超正統派の男性たちが、喜び踊っていたのはそのためである。

<石のひとりごと>

いわば、神との結婚式ともいえるような日に、こんな悲惨な事故が起きた。前もっての警告はあったのに、それを軽視してしまったようである。

責任ある人たちは、今頃、悔やんでも悔やみきれないことだろう。また、このシナゴーグの人たちは、この祭りのたびに思い出すことになる。主がまたユダヤ人たちに許された、あまりにも大きすぎりるへりくだりであり、試練である。

しかし、さらに大きな試練は、今、国はガザとの戦闘や国内の騒乱で、こんな大きな事件であっても、かまっていられないということかもしれない。

メロン山の件も、45人もの命が亡くなったのに、すでに、もうほとんどメディアには取り上げられなくなっている。

選ばれた民という仕事は、実はそんな楽なことではないということのようである。

 

戦時下のシャブオット:ガザ42人死亡でロケット攻撃続く 2021.5.17

15−16日:イスラエルの攻撃でガザ42人死亡

ガザとの戦闘が始まって7日目。イスラエルへのロケット弾攻撃がテルアビブなど主要都市にも続いている中、イスラエル軍はガザのハマス、イスラム聖戦など、幹部の家や、地下トンネル、武器庫などを精力的に破壊する作戦を続けている。

土曜から日曜にかけてのイスラエル軍の攻撃で、ビルが倒壊し、少なくとも42人のパレスチナ人が死亡したとガザの保健省が報告している。戦闘が始まってから1日の死者数は最悪となった。

まだ瓦礫の下に多数の負傷者がいるとみられ、助けを求める声が瓦礫の下から聞こえる中で、救出が続けられているという。42 人の死者の中には、ガザのアル・シーファ病院で、医療を行っていたアフマド・アル・オーフ医長、モーエン・アル・アロウル医師が含まれていたとのこと。

また、死者のほとんどは、アル・コーラックさん一族で3歳のアダム・イザット君、1歳のクサイ君などの乳幼児も含まれていた。

このビルの破壊について、イスラエル軍は、ハマスの軍事施設であったと主張。ハマスが、その上に市民を住まわせているので、どうしても市民に犠牲が出てしまうと述べた。今回、犠牲となった人々に警告が発せられたかどうかは、述べていない。

www.timesofisrael.com/screams-under-the-rubble-26-said-killed-in-israeli-airstrike-in-gaza-city/

*ガザの病院:コロナ患者と負傷者超満員

まるでコロナが終わったかのような戦闘状態だが、まだ終わったわけではない。ガザでは、先月、コロナの感染拡大と死者数が過去最大をきろくしていた。集中治療室は15床しかないという。コロナ患者に加えて、負傷者続出で、病院はいったいどうなっているかはわからない。

ハマスは、市民のための医療だけでなく、下水道はじめ、発電などインフラの改善もまったくしないで、ただただミサイルを作っていたのではないか。ハマスがガザ市民に与えている被害は、あまりにもはかりしれない。

はからずも42人の命を奪ってしまったイスラエルに罪がないとは言えないが、ガザをここまでの事態に追い込んでいた上に、戦闘に追い込んだハマスに罪はない、大義があるなどとは言えないだろう。

ガザからイスラエル南部へ反撃のロケット弾190発:死者負傷者なし

土曜から日曜にかけてのイスラエルの激しい攻撃で42人が死亡したことを受け、シャブオットが始まる日の日曜朝からハマスが、反撃に転じ、アシュケロンやアシュドドなど南部都市とベエルシェバにも、大量のロケット団を撃ち込んできた。しかし、死者も負傷者も出なかった。

イスラエル軍によると、この一連の攻撃では、ガザから190発が発射され、20発はイスラエルに届かず、ガザ内部に着弾。イスラエルに入り、市街地に着弾すると予測されたロケット弾のうち、数十発はアイアンドームが撃墜していたとのこと。

アシュケロンのヤド・ミハエル・シナゴーグは、ロケット団の鉄片の直撃を受け、壁に大きな穴があいた。シナゴーグでは、皆で破片などを掃除し、予定通り、シャブオットの礼拝を行なったとのこと。

www.timesofisrael.com/holy-cleanup-ashkelon-synagogue-ready-for-shavuot-2-hours-after-hit-by-rocket/

イスラエルはまだ停戦する様子なし

国際社会からは停戦への圧力がかけられているが、イスラエルはまだ停戦に応じる様子はない。

ネタニヤフ首相によると、イスラエルは、これまでにハマスの拠点など1000箇所を攻撃したとのこと。ハマスにはかなり厳しい打撃を与えたと考えられているが、まだ完了したわけではないと語った。ガンツ国防相も、戦いがまだしばらく続くとの見通しを語っている。

イスラエルとしては、ハマスを一掃する作戦があるのかどうかは不明だが、ともかく、イスラエルに攻撃したらどんなことになるかを徹底的に示しておきたいというのがイスラエルの今の作戦のようである。

ネタニヤフ首相は、国民に向かって、「時間がかかるかもしれない。国際社会からの圧力もあるが、同盟国アメリカの支持を得ている」と述べ、国際社会からも支持があると説明している。

www.timesofisrael.com/southern-communities-pounded-by-gaza-rockets-pm-fighting-will-take-more-time/

Mark Neyman (GPO)

リブリン大統領は長引く戦闘の中、16日、国民を守るため、迎撃ミサイルを断続的に操作しているイスラエル軍部隊を訪問。励ましと感謝を伝えた。

 

国際社会からの停戦への試み 2021.5.17

本格的な戦闘が始まってから、イスラエル側の死者は、子供1人を含む10人。パレスチナ側は197人。このうち58人が子供だとガザ保健省は報告している。戦闘がエスカレートする中、国際社会の停戦への試みが続けられている。

アメリカ:直ちに暴力停止を

アメリカは、まだイスラエルに派遣する大使を決めていないなど、不思議に中東への介入を遅らせている傾向にある。ガザとの戦闘についても、バイデン大統領の動きはなかなか見えにくかった。

しかし、15日、バイデン大統領は、ネタニヤフ首相、アッバス議長と電話会談を行なった。

ネタニヤフ首相は、イスラエルが今攻撃しているのは、ハマスに、「次回イスラエルを攻撃した場合、どんなことになるかをしっかり根づかせておきたいので、今も攻撃を続行している」と説明。ガザの市民にできるだけ、被害が及ばないよう、全力を尽くしていると伝えた。

これに対し、バイデン大統領は、ホワイトハウスは、基本的に「ロケット弾攻撃を受けているイスラエルには、国防の権利があることを認める」立場であるとネタニヤフ首相に伝えた。

しかし、同時に、ガザのメディアが入っていたビルの破壊については懸念していること、また、アメリカは、イスラエルとパレスチナという2つの国ができる2国家案を支持していることを強調したとのこと。

パレスチナ自治政府のアッバス議長とは、イスラエル国内での紛争について話し合ったという。

www.cnbc.com/2021/05/15/biden-speaks-to-israeli-palestinian-leaders-as-violence-escalates.html

ブリンケン米国務長官は、外交的停戦をめざして、関係する首脳を対話するなど、仲介に乗り出している。対話先は、エジプト外相、カタール副首相兼外相、サウジアラビア外相、フランス外相などである。

ブリンケン国務長官は、「とりあえず、双方全てが暴力を停止する必要がある」と述べた。しかし、イスラエルはこの後もガザを攻撃したのであった。

国連安保理の動き

国連安保理は、この件での臨時の会議をすでに3回開催。イスラエルとパレスチナ自治政府それぞれからの訴えを聞いている。

安保理は、ノルウェー、チュニジア、中国の要請で、即時停戦を求めるとする声明を出そうとしたが、アメリカが3回、これを阻止したとのこと。

安保理が命じて、一時停戦になっても解決にはならず、またすぐ同じことになってしまう可能性が高いことから、アメリカは、今しばらく、外交的な措置を進めたいと言っている。それでブリンケン米国務長官が、精力的に動いているということである。

国連は中東和平への特使として、トール・ウエンズランド氏を、中東へ派遣。この週末から、イスラエルとハマス、エジプトとの間で仲介を試みている。

www.timesofisrael.com/for-3rd-time-us-blocking-joint-security-council-statement-urging-ceasefire/

www.timesofisrael.com/at-un-security-council-us-says-working-tirelessly-to-end-gaza-fighting/

石のひとりごと:ひょっとしてイスラエルはそれほど孤立してないのか?

欧米諸国では、イスラエルに反発する大規模なデモが発生し、一方でイスラエルを支持するデモもありで、これまでからも指摘されている分断が深刻になっている。どちらかに加勢する意見は出しにくいだろう。

また、イスラエルからは、もし、ワシントンやロンドンに、イスラエルに今降り注いでいるようなロケット弾が飛んできたらどうなのか、考えてみてほしいとの声が出ているハマスがテロ組織であることからも、国際社会も一概にイスラエルを批判することもできにくい。

また世界的に見ると、今は、中露の専制主義国と、アメリカを中心とする民主主義国の間に亀裂が深刻になっている。コロナ情勢で、欧米がもたもたする間に、中露が大きく世界に進出しはじめている。今は、民主主義国家間でもめている場合ではないことからも、アメリカとの強調も必要だ。

もしかしたら、ネタニヤフ首相は、イスラエルが孤立する難しい立場にあるようで、実際には国際社会は否定できないとの見通しから、今、ガザへの徹底攻撃を続行しているのだろうか。

たんなる石のひとりごとだが。。いずれにしても、イスラエルは今、知恵の上にも知恵が必要な時代にいるとようである。

国内騒乱の恐怖:国内で続くアラブ人とユダヤ人の衝突 2021.5.17

ガザとの戦闘が激化しているが、イスラエル市民の最大の恐怖は、国内のアラブ人暴徒、そしてユダヤ人暴徒による暴力である。どこで襲われるかもわからない。特にアラブ人地区と隣り合わせの地域にいる知人たちは、その恐怖を語っている。

東エルサレムで車突っ込みテロ:警察官7人負傷

東エルサレムのシェイカ・ジャラで、パレスチナ人の乗った車が、国教警備隊(警察)の検問所に突っ込むテロを行い、警察官7人が負傷した。1人は銃撃を受けたテロ行為の運転手が反撃で使った銃撃による怪我であった。パレスチナ人の運転手はまもなく死亡した。

シェイカ・ジャラは、長い裁判の中で、退去命令になる可能性があるとして、パレスチナ人が反発し、今回のアラブ人とユダヤ人の対立暴走の大きな原因の一つになった場所である。この地域は今もパレスチナ人と極右ユダヤ人の対立が続くホットスポットである。

www.timesofisrael.com/7-cops-hurt-in-car-ramming-in-jerusalems-sheikh-jarrah-attacker-shot-dead/

ヤッフォで火炎瓶被害:アラブ人少年(12)重症

モハンマド君
出典:シェバ医療センター

14日、テルアビブ南のヤッフォで、アラブ人の家屋に火炎瓶が投げ入れられ、中にいた10歳の少女が軽症、12歳のモハンマド少年が、大火傷の重症となった。一時命の危険があると懸念されたが、なんとか持ちこたえたとのニュースが入っている。

警察によると、火炎瓶を投げ入れたのが、ユダヤ人なのかアラブ人なのかは不明だという。アラブ人が間違ってアラブ人の家に火炎瓶を投げ入れた可能性も否定できないとのこと。

なお、この事件の後、ヤッフォでは、アラブ人たち300人ほどが親パレスチナのデモを行なった。平和的なもので暴動にはなっていない。

なお、モハンマド君はテルアビブのシェバ医療センターに搬送され、主にユダヤ人医師たちの医療ケアを受けている。幸い、脳、肺、心臓への障害はないとのこと。主治医のイタイ・ぺサハ医師は、モハンマド君はアラブ人、ユダヤ人になんの差別もない医療ケアを受けていると語る。

一方、両親は、国や、あるグループの人に対する怒りを表明するというよりは、こんな状況が続き、その犠牲が子供達にきたというところに怒りを表明しているとのこと。

www.timesofisrael.com/12-year-old-burnt-by-firebomb-amid-arab-jewish-violence-sees-condition-improve/

神はネタニヤフ首相にイスラエルを委ねたか? 2021.5.17

イスラエルは4回の総選挙の後、ネタニヤフ首相が組閣を任せられたが、過半数を確保する政府をたちあげることができなかった。このため、リブリン大統領は、ライバルの中道左派未来がある党のラピード氏に組閣を委ねた。それが、5月4日であった。

左から未来がある党ラピード氏、ラアム党アッバス氏、ヤミナ党ベネット氏、リクード党ネタニヤフPhoto: Reuters,

その後ラピード氏は、右派ヤミナのベネット氏を説得。先に首相の座をゆずる形での交代プログラムを作り、右派左派、またさまざまな種類の政党がともに立ち上げる超多様な連立政権の立ち上げを急いだ。

右派左派共存の政府に合意できない右派議員が、ベネット氏のヤミナから脱落し始めたからである。

ネタニヤフ首相勢が右派議員に脱落を呼びかけていたともいわれていたこともあり、時間がたつほどに、脱落者が出る可能性があった。

そんな中、アラブ政党のラアム党アッバス氏が、連立政権には入らないが、国会では、ラピード・ベネットチームの政府に常に合意票を投じるという、外からの協力体制を約束する方向で交渉が始まった。

ラアム党は、これに協力するにあたり、イスラエルのアラブ人社会への治安維持を増やすなど様々な条件を出し、ラピード氏、ベネット氏と交渉をはじめたのであった。こうして、11日、12日ぐらいには、政権構想ができあがるのではないかとの見通しになっていたのであった。

ところが、その直前の10日あたりから東エルサレムでパレスチナ人とイスラエルの治安部隊との衝突が始まってしまう。アルアクサモスクが問題の焦点に挙げられてしまうとラアム党が、ユダヤ人政党に協力することが難しくなった。そのうち、ガザからはロケット弾が発射され、イスラエル軍が反撃し、今の状況になったのである。

ラアム党アッバス氏は、イスラエルのアラブ人なので、まもなく、ラピード氏、ベネット氏との交渉を保留にすると発表。こうなると過半数にはとどかなくなる。するとこれに続いて、ベネット氏が、この事態になってはしかたがないとして、リクード(ネタニヤフ首相)に協力すると表明。リクードとの交渉を再開したのであった。

www.timesofisrael.com/bennett-rules-out-change-govt-amid-national-unrest-renews-talks-with-likud/

結果的に、事態は大展開。この建国最大とも思われる国難を超えるリーダーとして、事実上、ネタにタフ首相が続投したままになったのである。さらに、国防相は、元イスラエル軍参謀総長のガンツ氏である。

ネタニヤフ首相を支持するわけではない。彼の政策がうまくいかないことも多い。しかし、記者として一点感じることは、ネタニヤフ首相のイスラエルを守るということに対する執念ともいえる本気があるということである。そこまでの執念がある政治家は、現時点では他にはいないかもしれない。

ネタニヤフ首相は汚職で裁判中だが、いわゆる日本の政治家が賄賂を着服するというタイプとはちょっと違う。そこにあるのは、自分にしかイスラエルをまもれないというような確信があるのかとも思えるほどの、首相の立場にいつづけるための汚職とでもいえるだろうか。(全部はわからないが)

この執念に近い、本気を見て、主がネタニヤフ首相を首相、いわば、今、この時のイスラエルの王として存続させたのだろうか。

いずれにしても、この混乱にあっても、イスラエルについては、まだ主がすべてを支配しておられるということを感じさせられている。

イスラエル領内着弾合計900発以上:ラマットガンで1人死亡イスラエル側死者計10人 :2021.5.16

ガザとイスラエルとの本格的な戦闘は7日目に入った。ハマスは終わりなきほどにロケット弾を撃ち続けている。イスラエル軍によると、戦闘が始まって約1週間の間に、ガザから発射されたロケット弾の総数は2300発に上っている。

このうち380発がガザ地区内部に落下し、イスラエルに届いたもののうち、空き地に落ちると計算されたものを除いて、アイアンドームが撃墜したのは1000発。ということは、空き地に落下した分を含めて、イスラエル領内に着弾したのは、920発ということになる。

15日午後には、アシュケロン、アシュドド、スデロットなどガザ周囲と、テルアビブ地域、ヤッフォ、リション・レ・チオン、ラマット・ガン、バットヤム、ホロン、ペタフティクバ、ラマット・ハシャロンなどベングリオン空港周辺が攻撃を受けた。この日は、西岸地区の入植地を狙ったとみえ、エルサレム北部空き地にも着弾があった。

以下はアシュドドへの大規模な攻撃。「イマレ(お母さん)!」と叫んでいる女性の声がする。

この一連の攻撃で、2発が着弾したラマット・ガンの建物に直撃。ユダヤ人男性1人(55)が死亡した。この男性の家には防護ルームがなく、着弾したロケット弾から飛び出る鉄片が、家に突き抜けていたとのこと。この他にもこの地域で3発が、家屋や車両を直撃している。

ガザとの本格的な戦闘が始まってから7日目。イスラエル側の死者は、10 人。これほどのロケット弾を浴びて、死者数がこの数で抑えられていることは、奇跡と言ってもいいだろう。

www.ynetnews.com/article/HJQrJ1TOu

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以下は、テルアビブのビーチにいた人たちが、サイレンで逃げる様子。

<ネタニヤフ首相:戦闘を始めたのはハマス>

この攻撃の後、ネタニヤフ首相は、「こんな“ポグロム”(20世紀初頭のユダヤ人殺戮)を受け入れることはできない。と述べ、必要な限り攻撃を続けると述べた。

しかし、国際社会からイスラエルへの非難が高まっていることを受けてか、「今回の戦闘を開始した責任は、殺戮組織ハマスにある。先に攻撃してきたのはハマスであり、我々ではない。」と述べた。また、「意図的に市民を狙っているハマスとは違い、イスラエルは、市民を巻き添えにしないよう、全力を尽くしており、攻撃はテロスリトたちに集中させている。」と強調している。

www.timesofisrael.com/netanyahu-gaza-operation-is-just-and-moral-a-few-days-of-fighting-are-ahead/

この後、ハマスは、15日深夜から攻撃を再開すると言っていたが、その通り、15日深夜(日本時間朝6時)から、同じ地域へのロケット弾を撃ち込んできた。

ガザ市民は、電気が不足し、今もコロナの感染に苦しんでいる。難民への支援を海外から要求するかたわら、これだけのロケット弾を作る資金はあったということである。

<イスラエルがガザのハマス総司令官ヤヒヤ・シンワル宅を空爆か>

ハマスがテルアビブへの激しい攻撃を行ったことを受けて、イスラエ軍は、ガザ南部カンユニス難民キャンプにいるハマストップ、ヤヒヤ・シンワルの自宅と、その弟ムハンマドの自宅を空爆したと発表した。シンワルが死亡したかどうかは不明。

www.timesofisrael.com/heavy-rocket-fire-hits-center-south-hamas-leaders-home-targeted-in-iaf-strike/

イスラエルは、ガザの再占領を望んでいない。そうなると後片付けが必要になるからである。そのため、徹底的にハマスを壊滅に追いこまず、なんとか、折り合いをつけながら、平穏を保とうとしてきたのであった。しかし、今は、ハマスを壊滅させるしかないとの意見も出始めている。

ガザで一家10人死亡・海外メディアビル破壊でイスラエルへの批判殺到 2021.5.16

ガザとの戦闘は7日目に入り、激しさをましている。今のところ、イスラエルはハマスを壊滅させようとしているかのごとく、怒涛のような攻撃を行っている。しかし、13日夜が最大で、この日に出動した戦闘機は160機。40分の間に、150ヶ所に向かって450発のミサイルで反撃している。

ちなみに、テルアビブからガザまでは、車で1時間ないだろう。空軍機が基地を発進してから、ガザに到着するまでは、わずか数分である。発進と同時に爆撃体制に入るというのは相当な技術を要すると聞いている。

ガザで家族10人死亡

これらの空爆で、イスラエルが破壊しているのは、ハマスのロケット弾発射地と地下にめぐらされたトンネル。また幹部の住んでいるビルである。しかし、特にハマスの幹部は市民の中に住んでいることもあり、ガザ市民が犠牲になることは避けられない。

これまでに、ガザの死者は、子供39人を含む139人。14日夜のシャティ難民キャンプの3階建てビルへの攻撃で、モハンマド・アブ・ハタブさん家族ら10人が死亡した。このうち8人は子供であった。

この日、モハンマドさんの妻は、ラマダンのエイド・アル・フィトラの例祭で、5人の子供を連れて親戚の家を訪問中であった。この攻撃で、モハンマドさんの妻と6歳、14歳の子供は死亡。11歳は不明(瓦礫の下などになっている可能性が高い)。モハンマドさんに残されたのは、5ヶ月の息子だけだという。

イスラエル軍によると、この時、ハタブさん一家が在住するビルで、ハマス高官らが、会議を行っていたという。イスラエル首相府のアラビア語部門は、ハマスが、意図的に市民の居住地に武器や爆発物を保有していることを指摘し、それこそが戦争犯罪であり、この悲劇もハマスに責任があると訴えた。

www.timesofisrael.com/israeli-airstrike-hits-gaza-house-killing-at-least-7-including-kids/

イスラエルは、市民をターゲットにしていないことと、爆発の映像を見ると、空爆であるのに、下からの大きな爆発の様子がみられる。全部ではないにしても、地下のトンネルで繋がった膨大なロケット弾の蓄積がイスラエルの空爆によって爆発していると考えられる。

しかし、それをどう証明するのか。また、実際に死んでしまった子供たちはもう帰らない。難しい問題である。

ガザの海外メディア・オフィスのビルを破壊

15日、イスラエル軍が破壊したガザの12階建のビルに、AP通信、アルジャジーラなど海外メディアのオフィスが入っていたことから、国際社会からは、イスラエルは、「ガザで起こっていることを封印しようとしている」と激しい非難を受けた。

www.youtube.com/watch?v=jow7y8wRWok

これに対し、イスラエルは、「このビルは、ハマスが、諜報活動に使っているもので、軍事用であった」と述べ、ハマスは、海外メディアを隠れ蓑にしていたと主張した。

また、攻撃の前に、いわゆる“屋根へのノック”と呼ばれる小さい攻撃を行い、ビルに在住する市民たちと、海外メディアオフィスに大規模な攻撃が来ることを予告。住民と記者たちも機材を持って、無事脱出することができていたのであった。これにより、ハマス関係者も避難できてしまうことも承知の上である。

twitter.com/Ali_reports/status/1393616068564987905

この直後にハマスは、テルアビブに攻撃が来るとして、住民はその準備をするようにとの警告を発した。そうして実際に実施したのが、上記記事で消化したテルアビブ地域へのロケット弾攻撃であった。ハマスのターゲットは、明白にイスラエル市民である。

この後、AP通信のCEOは、これまで15年間、このビルに事務所を置いていたが、ハマスがいた気配はなかったとして、イスラエルはその証拠を出すべきだと主張した。

アルジャジーラのエルサレム支局主任は、「イスラエルは破壊と殺戮を行うだけでなく、それを報道しようとする者をだまらせた」と批判した。これについては、イスラエル軍報道官は、強く否定している。

www.timesofisrael.com/idf-fells-gaza-tower-used-by-media-outlets-says-it-housed-hamas-military-assets/

しかしニューヨークタイムスによると、アメリカ政府がイスラエルに対し、ジャーナリストの安全は必ず守らなければならにと通達したもようである。また国連は、市民とメディアへの無差別な攻撃は国際法に違反するものであると警告を発した。これをいうなら、ハマスのイスラエルへの攻撃は、国際法違反ということになるということになるだろう。

イスラエル軍が偽情報流してメディアを利用の疑い

国際社会がイスラエルを非難するもう一つのポイントは、イスラエル報道官が、昨日、あたかも陸軍がガザ内部への侵攻を開始したといったニュースをメディアに伝え、それを拡散させたのではないかという疑いである。

15日夜、イスラエル軍のヒダイ・ジルベルマン報道官が、ツイッターで、地上軍がガザへ侵攻を開始したことをほのめかすような書きこみをしたため、世界のメディアがこれをとりげて騒動となった。

この直後、イスラエル軍が、ハマスの“メトロ”と呼ばれる地下トンネル移動システムを破壊したことから、イスラエルの地上軍侵入を信じたハマスが動いたことで、このシステムの情報がイスラエルに入った可能性が指摘された。言い換えれば、イスラエル軍が、メディアを利用したのではないかとの疑われることになったのである。

ツイッターに書き込まれた一文は、「IDF空軍と地上軍は現在、ガザを攻撃している」というもので、実際には、地上軍はイスラエル領内から攻撃していたものの、ガザへの侵攻は行っていなかった。

しかしこれを見たワシントンポストは、「イスラエル軍によると地上軍がガザに入り、紛争は悪化度をましている」と伝え、テレグラフも、同様のタイトルで、“イスラエル軍のガザ侵攻開始”を伝えたのであった。

これについて、IDFジルベルマン報道官は、メディアを操作するといった意図については否定。係官が、意図的でなく単純なミスで誤った情報を流しただけであったとして、正式な謝罪文を発表している。

これが事実かどうかは不明だが、長い目でみると、IDFの報道への不信感につながっていく可能性があると懸念されている。

www.jpost.com/international/idf-tweet-leads-to-inaccurate-foreign-reports-of-idf-gaza-incursion-668162

 

イランがハマスに武器供与:ハマスのイシュマエル・ハニエがエルサレム奪回を宣言 2021.5.16

イシュマエル・ハニエは、ハマス指導者だが、現在ガザにいない。カタールの首都ドーハに在住し、ガザに指示を出している。ネタニヤフ首相が上記、コメントを出した同じ15日夜、ドーハで開かれたラリーにおいて、「ハマスは、シオニストの敵への“抵抗”を続行すると宣言した。

また、ドーハでの集会において、イスラエルに対し、「ハマスはまだ武器を使いきったわけではない。」とし、“抵抗”こそが、エルサレムへの最短の道だとし、「パレスチナ人は、エルサレムを首都とするパレスチナ国家以外認めない。」と豪語した。

この後、ハマスは、上記のようにテルアビブ周辺広範囲に向けてロケット弾の雨を撃ち込んできたのであった。

ハマスに武器供与するイラン:ハマスが公表

ドーハでの集会において、ハマス幹部は、イスラエルとの戦いにおいて、武器と支援物資を供与してくれているイランを称賛している。

イランのメディアによると、15日、ハマス指導者イシュマエル・ハニエは、イラン革命軍クッズ隊のエスマエル・ガーニ司令官に電話した。ガーニ司令官は、ハマスに「イスラエルに対するユニークな返答だ。」と称賛したという。

www.timesofisrael.com/in-phone-call-irans-quds-force-chief-applauds-hamas-leader-over-israel-attacks/

十分、予想されていたことではあるが、イランが背後にいるということが公に明らかになったということである。

こうなると、イランの配下にあるヒズボラが、いつ北からイスラエルを攻撃してきても不思議はないということになる。ヒズボラはイスラエルに向けて15万発のミサイルをすでに準備している。

もしこれが使われたら、文字通りの双方にとっての大惨事、シリアやイランも巻き込む大戦争になるかもしれない。今のところ、レバノン政府がこれを受け入れないと思うが、この嵐は絶対に到来しないよう祈る。

西岸地区各地で衝突:パレスチナ人9人死亡 2021.5.15

西岸地区では、検問所で、イスラエル兵士とパレスチナ人が衝突し、パレスチナ人に死者がでる事件が散発する中、14日、広範囲で、大規模なパレスチナ人とイスラエル軍が激しい衝突になった。

イスラエル軍によると、3000人ほどのパレスチナ人が、各地で、イスラエル兵たちに投石したり、火炎瓶をなげるなどしたため、イスラエル軍が実弾で対応。少なくとも9人が死亡した。

多くは、ナブルス近郊ウリフとジェニン近郊での衝突で、またエリコでも1人(20)でも死者が出ている。パレスチナ保健省によると負傷者は500人にのぼる。

ハマスは西岸地区の若者たちを煽動している。14日、9人もの死者が出た後、ハマスの報道官は、「西岸地区の自由なヒーローたち。あなた方の武器に祝福あれ。あなたがたの革命に敬意を表す」と発信した。

アッバス議長は、アメリカに対し、「占領軍であるイスラエルの軍が、計画的な殺人をしている。」と訴え、ガザと西岸地区に介入するよう求めたとのこと。

www.timesofisrael.com/at-least-six-palestinians-reported-killed-as-violence-spreads-to-west-bank/

<石のひとりごと>

9人もの命がまたなくなった。悲しむ家族がまた増やされてしまった。

今、親パレスチナの思いにある人は、イスラエル兵とは、残虐な占領軍にみえているかもしれない。戦わなければならない相手だと。

無論、殺人を擁護することはできない。また、戦場という異常な状況の中で、恐怖と戦いながら、残虐なことをしてしまうイスラエル兵が、時にでてきてしまうという点も悲しい事実である。

しかし、実際には、イスラエル兵の多くは20歳に届くかとどかないかの若者たちで、笑顔で友達と遊ぶ、まだかわいらしさも残る兵士たちが少なくないということも知ってほしいと思う。

イスラエル兵の中には、自分に向かって石を投げつけてくるパレスチナ人の憎しみに満ちた目を間近で見てしまい、「なぜそこまで憎まれなければならないのか」と心を病んで、自殺した人もいる。

この若さで、相手を殺すことになってしまった若いイスラエル兵を思うと心が痛む。兵役には、イエスを信じる若者たちも多くいる。どんな思いで従軍しているのだろうか。

パレスチナの若者もまた、まだ若い若い、中高生ぐらいの人も多い。ベツレヘムで、憎しみに支配されたパレスチナの10代の子供の目をみたことがあるが、それはあまりにも恐ろしいものであった。

パレスチナの若者もまた、何者かに支配され、相手を破壊し、自分自身をも破壊している。異常事態である。だからこそ、自殺にまで追い込まれたイスラエル兵がいるのである。

一度、1号線にあるパレスチナ人たちの刑務所を取材した。西岸地区ファタハ系のパレスチナ人たちはそれでも普通の感じであったが、ハマス専用の牢にいる人々は、何かえたいのしれない恐ろしさを感じたことを思い出す。

私たちが戦わなければならないのは、パレスチナの若者を憎しみに駆り立て、怒りで支配している背後にある闇であろう。

今後、死者が出れば、出るほど、パレスチナ側にもイスラエル側にも怒りや憎しみ、まちがった使命感が高まってしまう。この状況がなんらかの形で、1日も早く終焉、打開されるように祈る。

レバノン国境で1人死亡:ヨルダン国境でも親パレスチナ・ラリー 2021.5.15

1)レバノン国境で親パレスチナデモ:イスラエル軍砲撃でレバノン人1人死亡

レバノンとの国境に接する、イスラエル最北端で、メトゥラ。一応の国境とされるブルーラインのレバノン側で、数十人の親パレスチナ・デモを行った。掲げていたのは、パレスチナの旗とヒズボラの旗である。映像をみると周辺地域に放火する様子がみられる。

そのうちに、国境を超えてイスラエル側へなだれ込もうとしたため、イスラエル軍が、威嚇の砲撃を行った。これにより、レバノン人のモハンマド・ハタン(21)が死亡。もう一人も負傷している。

レバノンからは、この前日、3発のロケット弾がイスラエルに向けて発射された。今のところは、ヒズボラによるものではなく、レバノンに在住するパレスチナ人によるものであったみられている。

しかし、ヒズボラ(イラン配下)は、イスラエルに向けて、今もミサイル15万発ほども準備していることがわかっている。今の親イスラエルの波に、ヒズボラが加わると、これは大戦争になりかねない。

今回イスラエルの砲撃で死亡した人は、レバノン政府筋の情報では、ヒズボラではないとみられているが、非常に不気味な動きである。

2)ヨルダン国境で親パレスチナデモ:群衆が国境に向けて走る

イスラエルとヨルダンの国境では、ヨルダン人数千人が、「アルアクサ(神殿の丘のモスク)は、我々が血と霊によって解放する。」と叫びながら、親パレスチナデモを行った。

こちらでも、一時、検問をやぶってイスラエルへの国境へ人々が走る様子が伝えられている。しかし、その後、大きな問題にはなっていない。

www.timesofisrael.com/protesters-in-lebanon-jordan-rush-israeli-border-fences/

ガザへ大規模爆撃と地上からも砲撃:ハマスがロケット弾と自爆ドローンも使用 2021.5.14

ロケット弾に加え、自爆ドローンも:アシュドドで87歳女性死亡

ハマスのロケット弾による攻撃は、13日夜、ガザ周辺地域から、アシュケロン、アシュドドから、ベエルシェバ、ヤブネ、最南端のエイラットにも到達した。

アシュドドでは、シェルターに逃げようとした女性(87)が死亡。前日に負傷した女性(50)が、病院で死亡したことから、紛争が始まってからのイスラエル人の死者は9人となった。

アシュケロンでは、一発が7階建てビルを直撃し、60歳男性が重症となった。ベエルシェバでも建物に被害が出たが負傷者はない。

攻撃はベングリオン空港近辺にも及んでいる。このため、ほとんどの海外航空機はイスラエルへの着陸をキャンセルした。発着が必要な航空機は、エイラット郊外の新しいラモン空港に振り替えられている。

昨日からハマスは、ロケット弾だけでなく、自爆ドローン2機をイスラエルに向かって送り込んできた。ドローンは軍がすぐに破壊したが、それほど複雑なものではなかったので、今のところは、大きな危険にはならないとみられる。

イスラエルが大規模な空爆と地上軍からも砲撃開始

ネタニヤフ首相は、公式の声明を出し、攻撃には必ず返すとしてとして、13日夜から大規模な空爆を開始。予備役7000人を招集して、戦闘に備えていた。昨夜から、空軍の大規模な攻撃とともに、地上軍からガザへの砲撃も開始した。しかし、まだ侵攻するには至っていない。

(以下はガザとの国境にいるイスラエル軍:IDF)

www.timesofisrael.com/israeli-air-ground-forces-bombard-northern-gaza-in-heaviest-strike-yet/

イスラエル軍によると、戦闘が始まってからこれまでにガザの750箇所へ攻撃を行った。ロケット弾発射拠点160箇所、地下トンネル33本を破壊した。ハマス幹部が在住しているとみられる高層ビル4棟を破壊し、ハマス幹部を含む武装組織の60人を殺害している。

パレスチナ人の死者は、ガザ保健省によると、子供27人を含む103人。ただしこの中には、武装兵やハマス、イスラム聖戦関係者、また、ガザからの不良ロケット弾によると思われる死者も含まれている。

*ハマスの性能の悪いロケット弾:300発はガザ内部に着弾

ニュースでは報じられていないが、ハマスがこれまでに発射した1750発とみられるロケット弾のうち約300発は、イスラエルではなく、ガザ内部に着弾している。そのうち少なくとも1発は、ガザの学校に着弾しており、子供たちが犠牲になっている可能性がある。

イスラエルのパレスチナ人への戦争犯罪の審議を行なっているICC(国際刑事裁判所)のベンソーダ検事は、ガザで何が行われているか、注目していると語った。

www.ynetnews.com/article/H1P1wxiud

レバノンから3発:地中海に落下で被害なし 2021.5.14

13日夜、レバノン南部のタイヤ付近からイスラエルに向けてミサイル3発が発射された。地中海に落下したため、北部住民の一部はその音を聞いている。イスラエルに被害はなし。

緊張が走ったが、レバノンのメディアによると、ロケット弾を発射したのは、パレスチナ人組織で、レバノン警察がすでに逮捕したとのこと。ヒズボラによるものではなかったようである。レバノンは昨年のベイルートでの大爆発以来、国が危機的な様相にあり、イスラエルとの戦争には絶対巻き込まれたくないところであろう。

しかし、北部国境でも油断ならない状況が続いている。ここしばらく、レバノンからドローンが侵入しており、撃墜する事態になっていた。

www.timesofisrael.com/idf-3-rockets-fired-from-lebanon-hit-sea-off-northern-coast/