イスラエル北部にある発掘現場テル・メギド。ヘブル人たちが、イスラエルに入ってきたころには、すでにカナン人たちの都市として栄えていた地である。 11月6日(水)、IAA(イスラエル考古学庁)が、この近くで国道延長の工事をし […]
カテゴリー: 考古学
神殿の丘近くで約2700年前のアッシリア碑文遺跡発見:聖書のリアルがまた世界へ 2025.10.24
10月22日(水)、IAA(イスラエル考古学局)は、エルサレムのダビデの町、神殿の丘の近くで、2700年前のアッシリア語による碑文が刻まれた石片を発見したと発表した。 石片は、神殿に近い、ダビデの町のヒゼキヤ王の水路近く […]
ガリラヤ湖山火事でベツサイダの位置が明らかに 2025.8.30
ガリラヤ湖北部にあるエル・アラージ遺跡は、新約聖書に出てくるベツサイダではないかと言われていた町の遺跡である。 およそ確定とは言われていたが、ベツサイダの位置については、エト・テルなど別の候補地もあり、まだ確定されたわけ […]
エルサレム神殿の丘近くで2000年前の「シオンの贖いのために」と記された硬貨発見 2025.8.1
2000年前の硬貨が示す絶望の中での希望 イスラエル考古学庁は、7月31日(木)、エルサレムの神殿の丘すぐ下の考古学発掘現場のダビッドソンセンターで、2000年前の銅硬貨を発見したと発表した。 この硬貨には、「第4年」「 […]
3歳児がテル・アゼカで3800年前のカナン人の小さな印章を発見 2025.4.3
4月1日(水)イスラエル考古学庁は、3歳児がテル・アゼカ遺跡で、偶然発見された小さな石が、3800年前のカナン人のスカラベ型の印章であったと発表した。 スカラベ型とは、日本では糞転がしと呼ばれている虫の形ということである […]
ヒゼキヤ王の宗教改革を示す考古学的発掘発表:エルサレム・ダビデの町 2025.1.17
戦争が続く中でも、イスラエル国内はおおむね平常な日常が続いている。各地で発掘も続けられている。 1月14日(火)、エルサレムのダビデの町で発見された、約2800年前、紀元前8世紀のカルト的な祈りの場として使われていた部屋 […]
戦時下で発見:アッシリアの石とローマ帝国軍常設基地 2024.2.26
イスラエルは、戦争が続く中にあるが、それでも考古学の発見はある。2つ紹介する。 タボル山自然保護区で2800年前のアッシリアかバビロニアの石 しばらく予備役兵として徴収されて、2日間だけの休暇で帰国していたエレズ・アブラ […]
5世紀?初期教会の十字架とギリシャ語詩篇86碑文発見 2023.10.2
ヒルカニア要塞から初期クリスチャン関連の考古学発見 エルサレムから東南へ約17キロ、ユダの荒野(西岸地区)に位置する、ヒルカニア要塞の遺跡から、詩篇86篇に関連するとみられる古代ギリシャ語の文字が彫られた石が発見された。 […]
考古学発見2つ:第一神殿時代の謎の設備・リアルなローマ帝国時代の剣4振 2023.9.8
イスラエルで続く考古学発見 イスラエルでは、考古学的な発見はたえないが、残念ながら、全部網羅できていないほどであることを、知っていただければと思う。ここしばらくの間で、話題になったケースを紹介する。 1)第一神殿時代(推 […]
カイザリヤ国立公園・2000年前の水道橋一部崩落 2023.8.24
イスラエル旅行でほとんどのグループが訪れる地中海に面する遺跡、カイザリヤ。約2000年前にヘロデ大王が、構築した自らの宮殿やローマ風呂、競技場、円形劇場もある大港湾都市である。後にローマ帝国が、首都にするほどに栄えた町で […]
第二神殿時代の会計記録?発見:エルサレムのダビデの町 2023.5.19
エルサレムのダビデの町では、現在、シロアムの池の全体像が発掘の途上にある。そのシロアムの池から、神殿へ登っていく約600メートルの巡礼用の階段も発掘が進められている。 その発掘の中で、簡易な会計の記録とみられる文字が彫ら […]
昨日発表のダリウス1世の石片は偽物だった!:イスラエル考古学庁が正式に訂正 2023.3.3
昨日紹介したダリウス1世の名前が彫り込まれた石片が、テル・ラキシュで、みつかったとお伝えした件。 このニュースが出るや否や、この石片は昨年夏に、ラキシュに調査に来ていた外国の調査隊が、人工的にダリウス1世の名前を掘り込ん […]












