エルサレムのダビデの町では、現在、シロアムの池の全体像が発掘の途上にある。そのシロアムの池から、神殿へ登っていく約600メートルの巡礼用の階段も発掘が進められている。 その発掘の中で、簡易な会計の記録とみられる文字が彫ら […]
カテゴリー: 考古学
昨日発表のダリウス1世の石片は偽物だった!:イスラエル考古学庁が正式に訂正 2023.3.3
昨日紹介したダリウス1世の名前が彫り込まれた石片が、テル・ラキシュで、みつかったとお伝えした件。 このニュースが出るや否や、この石片は昨年夏に、ラキシュに調査に来ていた外国の調査隊が、人工的にダリウス1世の名前を掘り込ん […]
シロアムの池全体発掘・公開へ:神殿への道復活への期待 2023.1.2
新年早々のGood Newsはエルサレムのダビデの町より。 今はほんの一部しか発掘、公開されていないエルサレムのシロアムの池の全体を発掘し、公開すると、イスラエルの考古学庁、イスラエル国立公園、ダビデの町が共同で発表した […]
ハヌカの記録を証明するコイン発見:タイムリーに公開 2022.12.19
イスラエル考古学庁は、今年3月から5月にかけて、死海に近い、ユダ山脈のムラバアットの洞穴から、貴重な考古学の資料を持ち帰って調査を行っていた。その中にあった木のツボから、ハヌカのストーリーに直接関係するコインが発見され、 […]
3300 年前出エジプト時代の遺跡発見:テルアビブ海岸線 2022.9.19
ビーチで偶然大発見:隠されていた3300年前の遺跡 先週、テルアビブで人々に愛されているビーチ、ホフ・パルマチン国立公園で、青銅器時代後期、3300年前の遺跡や人骨が見つかった。 工事中に岩を動かしたところ、偶然、下に考 […]
最古ヘブライ語発見の可能性:申命記11:29「のろいの山」文字 2022.3.28
“あなたがたが、入って行って、所有しようとしている地に、あなたの神、主があなたを導き入れたなら、あなたがゲリジム山には祝福を、エバル山にはのろいを置かなければならない。”申命記11:29 イスラエルには、聖書に出てくるゲ […]
第一神殿時代に腸内寄生虫感染?:エルサレムで発見の古代トイレより 2022.1.10
パンデミックに振り回されている昨今だが、4日、古代の腸内寄生虫感染を示す考古学発見が発表された。 エルサレム南部のアルモン・ハナツィーブのプロムナードで、2700年前、聖書でいえば、ヒゼキヤ王の時代に遡る第一神殿時代のト […]
2000年前に神殿で鋳造されたコイン?:11歳少女が発見 2011.11.24
2000年前に神殿で鋳造された可能性のある銀のシェケル硬貨がみつかった。発見したのは、11歳のリエル・クルートコップさん。 場所は、エルサレムのダビデの町の地下、シロアムの池から神殿へ向かう600メートルほどの巡礼の階段 […]
ラキシュを攻撃したアッシリアの戦略を証明する遺跡 2021.11.19
アッシリアがラキシュ攻撃に使ったスロープから イスラエル中央、エルサレム南西45キロ地点、ベイト・シェメシュとべエル・シェバの間に、テル(聖書考古学遺跡丘)ラキシュがある。 この遺跡の発掘は1930年代から始まり、今も続 […]
第二神殿時代の宝石(聖書時代香木彫刻)発見:ダビデの町の土から 2021.10.23
エルサレムのダビデの町では、南端にあるシロアムの池から、第二神殿(今の嘆きの壁付近)に向かってのぼっていく通路の発掘が続けられている。 約600メートルのその通路は、かつて、イエスや弟子たちも歩いたとみられる階段式の通路 […]
新説:死海写本がクムランで発見された理由 2021.10.1
死海写本とは、第二神殿時代後期(イエス時代・日本では弥生時代)にヘブライ語聖書や宗教的文書を写本した巻物で、羊皮紙やパピルスなどに書かれている古文書である。これらは、昔からの書物を代々写本してきたもので、死海周辺から発見 […]
ソドムとゴモラ崩壊は巨大隕石によるものか 2021.10.1
創世記19:24-25によると、死海にあった大きな都、ソドムとゴモラは、天から降ってきた硫黄の火ですべてが滅ぼされたと書かれている。その後今に至るまで、3600年以上も、だれも住めない状態に置かれている。 このソドムとゴ […]