北朝鮮情勢に警告するイスラエル 2013.4.5

北朝鮮がアメリカに対して宣戦布告とも言える挑発を行っていることは日本でも報じられていることと思う。  

北朝鮮は、核兵器を搭載した弾道ミサイル(射程3000キロ以上)の用意があると豪語した。すでに日本海側にミサイルを移動中だという。近日中に、ミサイルを放つ可能性がある。

もし本当にミサイルを発射するとしたら、実際に標的になるのは、韓国、日本、または日本の上空を越えてグァムのアメリカ軍基地とみられる。

これについて、ネタニヤフ首相は、「韓国と日本、アメリカ西部が脅威にさらされている。これはまさにイスラエルがイランから受けている脅威と同じだ。他国を絶滅すると宣言する国に、絶滅兵器を持たせてはならない。」と語った。

<イランより北朝鮮が先?>

イランの核問題については、本日よりカザフスタンで、P5+1(アメリカ、イギリス、中国、ロシア、フランスとドイツ)とイランとの直接協議が行われる。

この会議はすでに何度も行われているが、これまでのところ、成果はひとつも残出せていない。逆にP5+1の方がイランに妥協しはじめている。

ネタニヤフ首相は「会議の前に北朝鮮に対処したほうがいい。」と警告した。

2012年度 イスラエル経済報告 2013.4.3

ラピード財務相が、300億シェケルの財政赤字を抱えて厳しい削減予算にとりくむ中、イスラエル銀行総裁のスタンレー・フィッシャー氏が、2012年度のイスラエル経済白書を提出、経済状況についての解説とアドバイスを出した。

1.イスラエル経済は成長している

フィッシャー総裁によると、2012年のイスラエル経済の成長率は3.6%、失業率も過去30年では最低の6.2%と、財政危機にある世界に比べれば、むしろ良好だという。

成長率3.6%のうち、1%は、新しく稼働し始めたタマル天然ガス効果である。

2.赤字の原因は税収の不足ではなく歳出が多すぎることにある

ではなぜイスラエル政府は赤字になるのか。赤字の原因は、税収が少ないのではなく、政府の歳出が予想外に大きいからである。つまり、使いすぎが原因。最大の歳出は、防衛費である。

防衛費については、当然、想定外支出が設定されているが、それを毎年大きく超えているのが問題。昨年はガザとの戦争があり、迎撃ミサイル導入で予想をはるかに超える歳出が発生した。

フィッシャー氏は、「300億シェケルの財政赤字を解決するためには、まずは歳出のカット、特に防衛費の削減が必要だ。」と語った。

<フィッシャー総裁の警告>

1.天然ガスの収入対策を早急に

タマル天然ガスの効果で、すでにシェケルが強くなり始めている。このまま放っておくと、シェケルが強くなりすぎて輸出業に影響が出、景気が後退する。来年度の財政赤字は今の倍近く、6%になる可能性もあると警告。

天然ガスを慎重に使い、浮いてくる支出(海外からの天然ガス購入で支払っていた年間20-30億シェケル)については、早急に海外に投資、プールするシステムを構築し、将来の世代にも収益を残すことを考えるべきだと語った。

2.社会全体の保護が必要

フィッシャー氏はラピード財務相に何度か会い、彼は真剣に取り組んでいると高い評価を示した。その上で、ラピード氏が提唱する「ミドルクラス保護」について、貧困者への保護を忘れてはならないと伝えた。

なお、前回報告したように、ラピード財務相の「ミドルクラス」の認識が現実離れしているとして問題になっている。

*フィッシャー氏は、イスラエル銀行総裁としてたくみに経済を切り盛りしてきた優秀な経済人だが、6月に退任が決まっている。

南北でロケット弾?着弾、西岸地区でパレスチナ人の暴動再発 2013.4.3

防衛費削減の話が出ているが、現実的にそれが可能なのかという状況になっている。

<ゴラン高原中部に着弾、反撃>

2日、北部ではシリアから再びゴラン高原に迫撃砲が着弾。負傷者、物的被害もなかったが、イスラエル軍はシリアに向けて報復の反撃を行った。

最近、こうしたシリアからの砲撃、反撃という事件が何度か発生。反政府勢力がイスラエルとの国境付近を制覇しはじめており、国境付近は緊張が高まっている。2日、就任したばかりのヤアロン新国防相も、まずは北部国境を視察した。

人権保護団体の発表によると、シリアでは3月だけで6000人が死亡。内戦始まって以来最悪を記録した。

<ガザからも着弾、ガザ空爆>

2日、ガザからも朝と夕にエシュコル地方へロケット弾が着弾。物的被害はなかったが、住民の精神的な被害は大きい。イスラエル空軍は、昨年11月以来となるガザへの空爆を行った。

<西岸地区・東エルサレムで暴動>

最近、パレスチナ人たちが理由をみつけてはイスラエル軍と衝突している。3日、イスラエルの刑務所で終身刑に服役していたパレスチナ人テロリストが、イスラエルの病院で癌のため死亡。

アッバス議長が、イスラエルが手遅れになるまで放っておいたとして、「この囚人の死の責任はネタニヤフ首相にある」と言った。これを受けて、西岸地区各地、東エルサレムでも投石などの暴力を伴う反イスラエルデモが発生した。

ケーキとパンを食べる日!-マイモーラ 2013.4.2

昨夜、過ぎ越し(種なしパン)の例祭が終わった。昨夜は日没と同時に、過ぎ越し中は閉まっていた通常の種ありパン屋が開店。焼きたてのピタや様々なパンが売りに出され、今度はパンを買いに来る人々で混雑した。テレビに出ていたパン屋さんは、朝まで24時間開店して対応するという。

過ぎ越し終了と同時に、根っから明るいモロッコ系ユダヤ人たちは、地域でテントを貼って、一緒に踊りながらカラフルで伝統的な小さなケーキを食べて楽しむ。これをマイモーラという。

今ではモロッコ系ユダヤ人だけでなく、広くイスラエル各地でこの習慣が取り入れられている。

ネタニヤフ首相もテルアビブ近郊のオール・アキバのマイモーラに参加。インタビューでは、「今日は種なしパンと苦菜から解放される日。ユダヤ人は食べることを楽しむ。過ぎ越しの期間中、治安を守ってくれた治安部隊に感謝する。」と述べた。

<テロはなかったが事故は多発>

今年は祭日期間中、200万人以上のユダヤ人が国内の国立公園などへ遊びに出かけた。そのためか、警察が「道路はまるで戦場ようだった」というほど、全国で事故が相次いだ。

27日に発生した2件の事故だけでも計7人が死亡。24人が負傷。6人の子供が母を失った。

警察によると、過ぎ越し期間中、飲酒運転で捕まった者は少なくとも250人に上る。それらの多くは子供を同乗させていたという。イスラエルでは飲酒運転は刑務所行き。

アシュケロンでは、遊泳禁止のビーチで泳いでいたベドウィン家族の3人の息子(26才、19才、16才)が波にさらわれ、全員死亡するという悲しい事故があった。、

ネタニヤフ首相は、息子3人を一気に失ったサラヤ・ファミリーに直接電話をかけ、悲しみによりそった。ネタニヤフ首相は交通事故の遺族にも慰めを語り、マイモーラに来ていた市民らに「今日は安全運転で帰ってください」と語った。

*マイモーラを楽しんだ昨日は、午後から4年以来という砂嵐がイスラエルを覆った。砂嵐と言っても砂の暴風が吹き荒れているのではなく、いわば濃霧警報の状態。暖かい空気で北アフリカからの細かい砂がイスラエルにまで流れてきたものだったという。

一般庶民とは経済感覚の違う?財務大臣 2013.4.2

新ネタニヤフ政権、2日朝よりいよいよ本格的に始動する。まずの注目は予算である。

今回、財務相となったのは、新党「未来がある党」のヤイル・ラピード氏。300億シェケルもの財政赤字をかかえ、例祭中からすでに厳しい削減予算案に取り組んでいる。

ラピード氏は、「イスラエルを、(財政の破綻した)ギリシャやキプロスのようにはしない」との決意とともに、「ミドルクラスばかりが、税金を黙々と支払って国を支えている。そのような財政にはしない。」と中流家庭を保護する方針を語った。

しかし、ここで問題になるのが、「ミドルクラス」の定義。ラピード氏が、フェイスブックにおいてミドルクラスの典型例としてあげた”ミセス・コーヘン”夫妻は、1ヶ月の収入が20000シェケル(約50万円)だった。

イスラエルの庶民生活からすると、月20000シェケルは夢のような額。庶民の月収入平均は6000シェケルで、夫婦共稼ぎでも月12000シェケルから14000シェケル(30-35万円)がせいいっぱい。実際にはこれを下回る人のほうが多い。こうした人々の負担軽減は考慮されないのか?ということになる。

「ラピード氏にとって月2万シェケルは少ないらしい。」との嫌みも出て、経済感覚が庶民と違うのではと指摘されている。

タマル天然ガス田・イスラエルへ供給開始 2013.3.31

イスラエル北部ハイファ沖130キロで、2009年に発見されたタマル天然ガス田が、4年間の開発と投資(35億ドル)を経てついにパイプラインを完成し、30日からイスラエルに向けて液体ガス(LNG)を供給し始めた。

軌道に乗れば、イスラエルは食料に加えてエネルギーも自給率100%になる。    

現在、イスラエルの電力は40%が天然ガスからの発電で、これまですべてエジプトからの供給に頼っていた。

しかし、パイプラインがテロで破壊されたり、エジプト政府がガスの配給を停止したりするなどで、供給が不安定だった。電力需要が高まる夏には電力不足に陥ったりしていた。今後そうした心配はなくなる。

現在イスラエル政府の財政は危機的ともいえる状況だが、このガスが、イスラエルに年間130億シェケル(3250億円)の収益をもたらすと予測されている。

またイスラエルの新聞によると、タマル・天然ガス田は埋蔵量が豊富で、イスラエルは世界第7位の天然ガス産出国になるという。将来的にはガスの販売もありうる。

ただし・・実際に家庭の電気代が下がるのは2015年以降になるらしい。

オバマ大統領・注目の情報 2013.3.31

オバマ大統領のイスラエル訪問に関して、注目の情報が入ったのでお知らせする。

今回のオバマ大統領のイスラエル訪問のテーマは、ホワイトハウスによると、「Unbreakable Alliance(切れない同盟)」だった。

ところがイスラエル政府は、これを「ブリット・アミーム(国と国の契約)」というヘブル語に訳していた。(イスラエル政府プレスオフィス資料)

「ブリット」というヘブル語は、「ブリット・ハダシャー(新しい契約・エレミヤ書31:31)」にも使われているように、聖書では「契約」という意味。ダニエル書9章27節の「堅い契約」に使われているのも同じ「ブリット(契約)」である。

さらにオバマ大統領の乗る特殊なリムジンの名前は「ビースト(獣)」CNN情報

誤解しないでいただきたいが、オバマ大統領が反キリストだというつもりはない。しかし、今回、彼は確かにイスラエル人の心をキャッチした。(統計によると、オバマ大統領の訪問の後、イスラエル人のオバマ氏不支持率は20%も低下)

もし将来、本当に反キリストが来て、イスラエルのために第三神殿を建てると言えば、イスラエルが、国をあげてその者と固い「契約」を結ぶことは容易に想像できる。その第三神殿の準備ももうかなりすすんでいるのである。

こうした状況をみると、主が「聖書に預言されているとおり、確かに終わりが来ることを忘れないように。」と言われているのではないだろうか・・。福音宣教の重要性がさらに現実味を帯びてきたようである。

過ぎ越しと受難週:大混雑のエルサレム 2013.3.30

今年エルサレムでは、過ぎ越しとキリストの受難週、復活祭がまともに重なった。そのため、今、旧市街はユダヤ人地区もクリスチャン地区も世界各国からの人々で身動きとれないほどに混み合っている。

観光局の予想では、今週1週間にエルサレムを訪れる海外からの観光客は15万人。これにイスラエル国内から集まってくる人々もいるということになる。

受難日にあたる29日は金曜だったので、キリスト教徒の十字架の行進と、ほぼ同時刻にイスラム教徒も礼拝のために神殿の丘に入った(この日50才以下の男性は紛争予防のため立ち入り禁止)。

旧市街では、ユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム教徒がぶつからないよう、あちこちで通路が遮断され、オバマ大統領の時を思い出させるような警備体制だった。

新市街では、路面電車がかなりの混みようで、まるで東京のラッシュアワーのような区間もある。この混雑は、過ぎ越し最終日で、かつキリスト教徒の復活祭でもある日曜31日まで続くみこみ。

キリスト受難週(クリスチャン地区) 2103.3.30

カトリックの群衆は24日、オリーブ山でしゅろの枝を手に持って行進。その群衆が、27日はゲッセマネの園で祈り会。29日は各グループに別れてビアドロローサを行進し、聖墳墓教会へ。十字架をかついで歩くグループもある。

あまりにも人数が多いため、多くの警官が出て、無秩序を監視していた。しかし聖墳墓教会の入り口近くでは、クリスチャンらが警察を押して前進しようとして一時混乱になった。その混乱に乗じて、警察の柵を越えて教会へ走る者も続出だった。まったくもってキリストの証とは言えない悲しい風景だった。

31日(日曜)には、カトリックは聖墳墓教会へ、プロテスタントは園の墓で礼拝が行われることになっている。こうした光景を見るユダヤ人に「キリストは異邦人だけのもの」と確信させることにならないよう祈りが必要とも言われている。

<変わり種?新法王フランシスコ>

新しくバチカンの法王に就任したフランシスコはアルゼンチン出身。就任直後から、質素を主張し、住む場所も法王の住居にまだ入らず、枢機卿の時に使っていたホテルに滞在したまま。

世界の司祭たちには、「儀式にばかりこだわらず、人々とともにいること」をすすめる。

昨日は足洗の儀式において、ローマ市郊外の刑務所にいる若い囚人たちの足を法王自身が洗った。その中には女性やイスラム教徒も含まれていたという。

過ぎ越し中日・祭司の祈り(ユダヤ人地区) 2013.3.30

28日は、過ぎ越し(種なしパンの例祭)の中日にあたり、西壁では早朝に「祭司の祝福」(チーフラビが来て祝福する。またコハニム(祭司)にあたる男性たちが祈る)があった。この時の西壁広場は文字通り人で埋め尽くされた。

その後も、嘆きの壁を訪れる家族連れで広場はかなりのにぎわいだったが、いつもと違うのは、外国人旅行者で混んでいるのではなく、ヘブル語を話すユダヤでこみあっているということ。

イエス時代の人口はもっと少なかったと思うが、周囲に聞こえるにぎやかなヘブル語を聞いていると、当時の過ぎ越しのにぎわいはこんなものだったかなと思わされた。

それにしても子供の多いこと多いこと。黒服の正統派家族は、少なくとも4-5人、乳幼児や小学生ぐらいの子供8-10人を連れている夫婦もいる。

どこをむいても乳母車を押している人がいる。嘆きの壁の女性セクションでは「乳母車禁止」の看板が上がっていた。その家族たちが、あちこちの日陰に座って、マッツァや切り野菜のお弁当を食べていた。

正統派の人数が増えているとは聞いているが、確かに増えているようだ。この子供たちが全員働かず兵役にも就かず、国の社会保障で生きていくにはやはり無理があるのでは・・と実感させられた。

*第三神殿ビジターセンター

ユダヤ人地区では、過ぎ越しの中日に合わせて、神殿ビジターセンターがオープンした。グループごとに入場し、専属のガイドが案内してくれる。

ガイドは20才前後の元気な女性。「この博物館は、過去のものを保存しようとしているのではありません。神殿ができたらすぐに使えるように準備した、未来に向けたものです。」と明るく語った。

彼らの言う「神殿」とはエゼキエル書に基づく「第三神殿」で、備品は第二神殿をモデルにしている。

中に入るとまずは、第二神殿の大きな模型で解説。神殿で使う器具類や、内部に展示された大祭司の装束は、聖書に忠実に作製した本物である。この他、様々な器具類、メノラーやパンのショーケース、至聖所のカーテンもある。

この時、ミニ博物館ツアーに参加していたのは全員がユダヤ人だった。ガイドの女性によると、多くのユダヤ人の若者たちも、この第三神殿推進の組織に加わっているという。

エルサレム訪問時にはおすすめスポット。(入場料25シェケル・635円)

一桁違う、トルコの賠償金感覚 2013.3.28

22日、マルマラ事件に関して謝罪したイスラエル。トルコ人犠牲者9人の家族に支払う賠償金についての交渉が始まっているが、実際に両国が和解に入るまでにはまだ隔たりがあるようだ。

イスラエル政府が、犠牲者1人あたり10万ドル(950万円)を提示したのに対し、トルコは1人あたり、100万ドル(95000万円)を要求。その差はなんと0一つ、一桁にのぼることがわかった。

これについてイスラエルは、トルコ軍が戦死者の遺族に支払う賠償金は7万ドル(600万円)ではないかと反論した。

イスラエルの方から謝罪したのだが、マルマラ号事件の状況では、トルコ側にも非があることは明白である。当時、マルマラ号はイスラエル海軍の警告に対し、「アウシュビッツへ帰れ。」というようなひどい返答をした。

警告に従わないマルマラ号に乗り込んで停止させようとしたイスラエル兵を迎え撃つようにして殴りかかるトルコ人の様子をとらえたビデオもある。

イスラエルがガザ沖を海上封鎖するのは、イランからガザへ武器を搬入しようとする大型船が何度も拿捕されているからである。トルコは、この海上封鎖についても解除を求めている。

トルコへの謝罪については、ヤアロン国防相、ガンツ・イスラエル軍参謀総長も、シリア問題に対処するためと考えるネタニヤフ首相に同意している。しかし、リーバーマン元外相、ユダヤの家党党首で通産相のベネット氏が「深刻な誤りだ」と訴えた。

避けられない削減予算 2013.3.28

トルコへの賠償金を支払うイスラエルだが、台所事情はかなりきびしい。

新しく財務相に就任したヤエル・ラピード氏(未来がある党)によると、イスラエルの財政は、慢性的な支出超過と税収が目標に達しないなどで、昨年度の赤字はGDPの4.2%にのぼった。今年の予算案において、140億シェケル(3500億円)を捻出しなければならなない。

「思ったよりひどい」とは、財務相に就任早々のラピード氏のコメントである。過ぎ越しの休暇が終わるとすぐに予算案を提出することになっているラピード氏は、「市民からの批判は受けるだろうが、国のため厳しい削減予算になるだろう。」と予算案作成に取り組んでいる。

<個人的にも借金はあたりまえ?>

国もそうだが、多くのイスラエル人も銀行に赤字を抱えている。エルサレムポストによると、統計のために抽出されたイスラエル市民500人のうち、5人に1人が銀行に慢性的に赤字を抱えているという。

このうち69%は、チャリティよりも経済の運営の仕方を教えてほしいと答えている。多くのイスラエル人が、買う前にいくらあってどこまで使えるかと考える計画性がなく、経済観念が弱いのである。