エルサレムで、約2500年前、バビロン捕囚からエルサレムに帰還した、エズラ・ネヘミヤ時代(ペルシャ時代)のものと考えられるブラエ(押印)が発掘された。この時代の遺跡は非常に少ないことから、当時を考察する貴重な発掘である。 […]
カテゴリー: 考古学
カナン人は実在した:DNA分析より 2020.5.30
聖書において、カナン人は、重要な人々である。紀元前2世紀ごろ(中・後期青銅器時代)に、アブラハムが来たころ、いわゆる「約束の地」にいたのは、カナン人であった。 その後も、カナン人は、レバント地域(現代のイスラエル、エジプ […]
6歳児が発見:3500年前のペリシテ人石印 2020.5.26
コロナ渦が始まる前に、ガザ近郊の遺跡テル・ガマに家族でハイキングに来ていた6歳のイムリ・エリヤ君が小さな石の印(seal) を発見。3500年前のペリシテ人時代のものであったことがわかった。 ガマは、カナン人時代は、ヤル […]
嘆きの壁近くで2000年前の隠れ家跡発見 2020.5.20
19日、イスラエル考古学局が、エルサレム嘆きの壁近くで、約2000年前、ローマ帝国の支配下で、人々が隠れて生活していたとみられる3部屋の発掘に関する発表を行った。22日のエルサレム統一記念日を記念しての発表である。 この […]
ダビデ王関連遺跡:ツィケラグ発見か 2019.7.16
聖書に登場するダビデ王は、紀元前10−11世紀の人物だが、意外にその考古学的証拠は少ない。このため、ダビデ不在説なども存在する。 しかし、それを覆すように発見されたのが、2008−2013年にかけて発掘された、エラの谷に […]
ペリシテ人とは何者か:初の墓発見でDNAから判明 2019.7.8
イスラエル南部、ガザの隣、アシュケロンは、聖書でイスラエルの敵として描かれているペリシテ人の町である。2016年にアシュケロンで、ペリシテ人の墓が見つかり、そこに埋葬されていた遺体からDNA検査が可能となった。 ペリシテ […]
バビロンが世界遺産に登録:イラク 2019.7.8
写真:イシュタル門 出展:BBC 今年はアゼルバイジャンで開かれているユネスコの会議。日本では、大阪の仁徳天皇陵などの古墳群が、世界遺産に登録されたとニュースをにぎわしている。ユネスコはまた、イラクのバビロンなど34カ所 […]
聖書登場人物のブラエ新発見:ダビデの町 2019.4.1
エルサレムのダビデの町、ギバティ駐車場発掘現場から、また聖書に登場する人物の名前が記されたブラエが発見された。 ブラエとは、巻物をとめるためにくくった紐の結び目に止める小さな直径1センチぐらいの粘土石のことである。粘土が […]
総督ピラトの指輪発見か!? 2018.12.05
ハヌカとクリスマスの前に、重要な考古学的な発見があった。ベツレヘム近郊のヘロデオン(ヘロデ大王の墓で宮殿の遺跡)で、50年前にみつかっていた銅の指輪が、総督ピラトのものである可能性が出てきた。 総督ピラトは、イエスを十字 […]