湾岸から中央部で26年ぶり大雨:各地で洪水被害 2020.11.27

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イスラエルでは25日水曜から木曜にかけて、北部ガリラヤ地方から湾岸、テルアビブから中央、南部アシュドド付近までの広範囲で、大雨が降った。ナハリア、からアシュドドにかけての海岸地域では、100ミリを超える大雨を記録。これほどの雨は1994年以来26年ぶりとのこと。

テルアビブ、ホッド・ハシャロン、ヘルツェリアなど、中央部では70ミリを超える雨で、道路が冠水、地下駐車場、家屋など、139箇所で浸水が発生した。テルアビブにあるイスラエル軍本部も被害を受け、諜報部が入っている建物にも浸水被害が出たとのこと。

ホッド・ハシャロンでは、幼稚園児40人が消防隊に救出された。以下はホッド・ハシャロンの洪水の様子。

ヘルツェリアでも住民が、ゴムボートで救出される様子も伝えられている。また、この大雨で一部の道路が閉鎖。海岸沿いを走る鉄道も一時運行停止となった。

南部アシュケロンでは、95歳の男性が、路上で倒れて、低体温になっているところを発見され、病院に搬送。37歳の男性も低体温にい陥ったが、こちらは回復して帰宅している。

週末までには嵐は過ぎ去るみこみだが、この大雨で、これまでにガリラヤ湖の水位が2.5センチ、海抜209.955センチまで上昇しているとのこと。

www.timesofisrael.com/heavy-rainfall-causes-flooding-damage-in-coastal-cities/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。