レバノン国境から100キロのヒズボラ地点戦闘機攻撃:ヒズボラがロケット弾100発 2024.3.12

イスラエル戦闘機(今回の攻撃の写真ではない) (Jalaa Marey/AFP)

北部国境での攻撃の応酬は、毎日にように発生している。10日、ヒズボラは、イスラエル北部に向けてロケット弾80発を発射した。

この翌11日、イスラエルは、レバノンとの国境から100キロ内部にあるバールベックのヒズボラの航空関係拠点へ、戦闘機による攻撃を実施。これらを破壊した。この攻撃で、民間人1人が死亡したとバールベック市長が発表している。

パールベックは先月、イスラエルのドローンが撃墜された地域である。IDFはここからイスラエル北部への攻撃用ドローンが発射されていたと発表した。

www.timesofisrael.com/idf-strikes-hezbollah-air-unit-sites-deep-in-lebanon-after-drone-attacks/

この後、翌12日早朝、レバノンから上ガリラヤ地方へ70発以上のロケット攻撃があった。続いて30発が飛来し、今朝ヒズボラが発射したロケット弾は100発に上った。後の30発の時はサイレンがならなかったが、人的物的被害は報告されていない。

レバノン側で、これまでに死亡したヒズボラ戦闘員は242人(一部シリア兵含む)。レバノン軍兵士とハマスなどその他の過激派戦闘員40人。ジャーナリスト3人を含む市民30人以上。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。