ユダヤ機関などによると、2021年中の、ディアスポラ・ユダヤ人のイスラエルへの移住は、昨年より30％増えて２万7050人であった。しかし、コロナ前ほどの人数にはまだ回復していない。
しかし、注目されたのは、アメリカからの移民が4000人で、1973年以来の人数であった点である。カナダからも400人と増加していた。
以下は2021年4月に移住したアメリカからの移住者の様子
フランスからも40％増の3500人。ロシアからは10％増の7500人。ウクライナからは5％増で3000人。その他は、アルゼンチン、イギリス、南アフリカ、ブラジル、メキシコとなっている。コロナで渡航不可能とされた国からも移住している。
2021年中には、エチオピアからの移住者を迎える作戦が行われたが、それで移住したエチオピア人は、1636人。
コロナ禍にあっても移住者が増えたのは、エチオピア人のシャタ移民相の努力で、移住の簡略化が進められた他、国も移住促進プログラムを立ち上げて、1140万ドル（約13億円）を計上していることなどがあげられている。
また欧米諸国で悪化している反ユダヤ主義の流れも忘れてはならない。
