悲しい感謝祭:アメリカの黙示録的山火事 2018.11.24

アメリカ・カリフォルニア州で発生した史上最悪の山火事については報じられている通り。11月8日に始まった山火事は、22日に雨が降り始めるまで燃え続けた。
パラダイスという町は、完全に消失している。その様相はまさに黙示録的な様相であった。

www.bbc.com/news/world-us-canada-46198498

この山火事での死者は81人。今も行方不明者は699人。全壊住宅1万1713棟、住宅以外の全壊は4000棟。被害総額は12億ドルと推定。パラダイスの復旧にかかる費用のうち、75%は国がカバーし、カリフォルニア州も費用を負担するとのこと。

しかし、今後、被災地に雨が降り続けた場合、木が焼けてしまったことで、地滑りなどの二次災害の危険性もあるという。

このような中、アメリカでは、22日、感謝祭を迎えた。日本で言えばお正月ぐらいに重要な祝日である。家を失った人々は今どうしているのだろうか。避難所などの報道はないが、親戚友人宅などで、祝日の時を過ごしているようである・・・

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。