ネタニヤフ首相が壮絶な報復を宣言:再度一致するイスラエル人たち 2023.10.8

写真は、7日午後に、テルアビブで開かれた治安閣議の様子(写真:Haim Zach (GPO))

ネタニヤフ首相が報復を宣言

イスラエル軍は、大規模な予備役の招集をおこなっており、地上部隊を送り込むのではないかとみられている。以下はネタニヤフ首相はじめ、ギャラント防衛相、ベネット前首相たちの復讐とイスラエルが必ず勝つとのコメント。

ネタニヤフ首相は、今起こっていることは、これまでに無かったようなことだとし、これ以上のことはさせないとして、IDFは総力をあげて戦い、拉致された人々を救い出し、厳しく報復すると述べた。

イスラエルでは、右派左派で分裂し、今の政権に反発して、予備役兵たちが政府の徴兵には応じないと署名までしていたのだが、この事態になって、再び確たる一致の様子を見せ始めている。

アメリカにいたイスラエル人たちは、急ぎ帰国して徴兵に応じている。そこで、「アム・イスラエル・ハイ」と皆で歌う様子も伝えられている。

www.ynetnews.com/magazine/article/r1urui1b6

悔い改めへの呼びかけ:チャンネル12の人気コメンテイター・アミット・シーガルさん

עמית סגלצילום אריק סולטן05.07.2015

チャンネル12のプライムタイムのニュースで人気のコメンテイター、アミット・シーガルさんが、今の恐ろしい状況について、これまで、兄弟同士で争っていて、こういう結果になったと指摘。

シーガルさんが言っているのは、イスラエル国内で、右派左派に分かれて争い、徴兵を拒否するとまで言っていたことを言っているのである。

「私たちには罪があった。違いに争って、周りに野生動物がいることを忘れていたのだ。この状態になって、今争っていたことがいかに空虚なものであったかがわかる。

私たちが存在し続けるために、一致しなければならないということだ。今からでも遅くない。」と語った。

*シーガルさんは、メシアニックではなく、ユダヤ教徒のイスラエル人

石のひとりごと

今思えば、愚かなことだが、この攻撃が始まる直前、シムハット・トーラーという神の例祭のイベントで、男女席を分けるかどうかで、ユダヤ人通しが、軽い暴力沙汰にまでなっていた。

シーガルさんがいうように、こういうことでも起きなければ、イスラエルは分裂、内乱になっていたかもしれない。

イスラエルという国は、神の目が常に置かれていて、間違いはしっかりと厳しく正されることになる。
しかし、同時に、悔い改めたら、イスラエルを助けるのもまたこの聖書の神である。

政府が統一政府を立ち上げるといい、イスラエル軍もまた皆が集まって、共に立ちあがろうとしている。主がその様子から、深すぎるこの痛みから早く、脱出させてくださるように!

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。