ガザ南部激戦・シファ病院でも戦闘継続中:ハマス高官とイスラエル兵死亡 2024.3.30

vicinity of the al-Shifa hospital in Gaza City on March 28, 2024. (AFP)

3月18日に始まった、ガザ中央部のシファ病院での激戦は今もまだ続いている。イスラエル軍によると、ハマスが、シファ病院を再び指令センターにしていることが明らかで、多数の武器の押収も続いている。

病院なので、救急室や、産科病棟の出産室で、銃撃戦になっている。こうした中、28日、ハマスの司令官ラアド・タベトが死亡した。

IDFのハガリ報道官によると、タベトは、ハマスのトップ10に入る上級司令官で、シンワルとも直接会うレベルだとみ

られている。

これまでに死亡したハマス戦闘員は200人以上。身柄を拘束した戦闘員は900人で、このうち513人がハマス関係者であると判明した。この513人のうち、350人は医療スタッフであった。

ガザのIDF兵士 IDF

この他、アル・アマル病院、ハンユニス病院などでも激戦が続いており、イスラエル軍のニシム・カクロン軍曹(21)が、戦死した。これでガザでの戦死者は253人となった。

この他、30トン以上の爆弾を使って、ガザ南部と北部をつなぐトンネルを破壊した。

www.timesofisrael.com/troops-raiding-gazas-shifa-hospital-kill-senior-hamas-commander-idf-says/

ガザ南部での戦闘で、死亡したイスラエル兵は、アドン・クドリアショフ軍曹(21)が死亡。6人が重傷を負った。

www.ynetnews.com/article/ryhy5i4k0

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。