ガザからロケット弾再び:西岸地区併合に反発 2020.6.27

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イスラエルでは、7月1日に予定されている西岸地区入植地とヨルダン渓谷の併合を4日後に控え、様々な動きや予想がメディアを賑わしている。

諜報機関モサド長官がヨルダンのアブダラ国王を訪問。そのヨルダン経由で、イスラエルが、ヨルダン渓谷は併合しないと言っているといった情報や、左派で通っているガンツ氏が、明日にもラマラに行って、パレスチナ自治政府と話し合う用意があるなどとのニュースが出回っている。しかし、どれも決定打の情報はない。

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肝心のアメリカも、この件をどうするのか、まだ明確な態度を示していない。4日後に、イスラエルがどう出るのか、注目するしかない。

こうした中、26日夜、ガザのハマスがまたロケット弾を、イスラエル南部へ2発撃ちこんできた。今回も空き地に着弾したので、被害はなかったが、住民は、シェルターに駆け込まなければならなかった。

ロケット攻撃が続いているので、イスラエル軍は、スデロット周辺に、迎撃ミサイルを配置したという。

今回ロケット弾を発射したのは、イスラム聖戦とみられているが、その後、ハマスのカッサム軍団が、イスラエルの西岸地区、ヨルダン渓谷の併合計画に反発する声明を出した。

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イスラエルは、ガザのハマス関連施設への反撃を行った。被害者の報告はない。(以下はイスラエル軍によるガザへの攻撃)

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。