ガザからイスラエル南部へミサイル 2015.10.11

<ガザからミサイル:ベエルシェバに迎撃ミサイル配備>

金曜、イスラムの礼拝で、ハマスがインティファーダを呼びかけ、緊張が高まっているガザ地区。

その夜のうちに、ガザ地区は、3発のミサイルを発射。イスラエル南部では、サイレンが響き渡った。幸い、2発はガザ地区内部に着弾し、イスラエル領内に着弾したのは、1発。例のごとく、空き地に着弾していたため、被害はなし。

今後さらにガザからのミサイル攻撃が懸念されるとして、イスラエルは、ベエルシェバと、オファキムにアイアンドーム(迎撃ミサイルシステム)を配備した。

その後、10日夜11時頃、再びガザからイスラエル南部へミサイルが飛来。アシュケロン上空で、アイアンドームが迎撃した。これに対し、深夜3時すぎ、イスラエル空軍は、ガザ地区のハマス武器庫などを空爆した。

www.jpost.com/Breaking-News/BREAKING-Multiple-sirens-sound-in-South-of-Israel-421537

<ガザ国境での衝突:パレスチナ人少年2人死亡>

金曜に続いて、土曜にも、パレスチナ人たちは、はばひろくガザの国境から、イスラエル軍に火炎瓶や石を投げるなど暴力的なデモを展開し、イスラエル軍と衝突。

イスラエル軍によると、パレスチナ人らは緩衝地帯に入って火炎瓶などを投げて来た。主要人物にむけ、警告の射撃を行ったが、それに従うはずもなく、暴力が続いたため、発砲するに至った。

これにより、新たに2人(13才、15才)が死亡。昨日の5人を含め、ガザのパレスチナ人の死者は7人となった。

暴徒のうち、10人ほどは、国境を越えて、イスラエル領内、キブツ・ナハル・オズ付近へ入ってきた。イスラエル軍は4人を逮捕し、残りはガザへ追い返している。(メディアによっては自発的にガザへ帰って行ったという表現も)

なお、ガザからイスラエル領内には、まだイスラエル軍も知らない地下トンネルがあるとみられる。そこから侵入しないようにもとりなしを。

www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4709218,00.html

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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