オミクロン株2022年1月だけで2021年感染者総数超える:重症者931人 2022.1.29

シェバ医療センターを視察するベネット首相 GPO

日本でもオミクロン株になってから急速に感染が拡大している。イスラエルでは、2021年に感染した人の総数は96万500人だった。ところが2022年1月のひと月の間に感染した人は、116万人と、昨年の総数を上回っていたことがわかった。

26日には、実施されたPCRと抗原検査30万7000回の中での陽性率が24.58%となり、6万7723人の感染があきらかとなった。

重症とされる人は、最新のデータで、931人。毎週倍増している。病床使用率は82.1%。死者も増えており、コロナが関連したと見られる死者数は先週だけで146人。前の週から73.8%増えた。

ベネット首相は、集中治療室の重症者ベッドを45床増やすよう指示した。

現時点で、医療従事者で隔離になっている人は9800人。このうち、医師は1282人。看護師は2793人。ピークアウトした可能性があると言われてはいるが、重症者はこれからも増えるとみられる。戦いはまだまだ終わりをみせていないようである。

www.timesofisrael.com/more-covid-cases-confirmed-in-israel-in-january-than-all-of-2021-data-shows/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。