エルサレム市入り口バス停で銃撃テロ:イスラエル人3人死亡・6人負傷 2023.11.30

The scene of a shooting attack near the entrance to Jerusalem. November 30, 2023 (photo credit: MARC ISRAEL SELLEM)

エルサレム入り口バス停で銃撃テロ:イスラエル人3人死亡

30日朝、ハマスとの交渉がなんとか、休戦もう1日延長でまとまった直後、テルアビブからエルサレムに続く1号線そいラモット、エルサレム市内への入り口にあるバス停付近で、テロリスト2人による銃撃テロが発生した。

これにより、イスラエル人3人(24歳女性と高齢者)が死亡。6人が負傷した。テロリスト2人は近くにいた治安部隊が射殺した。

テロリストが使っていたのは、本格的なM16ライフルだった。

 

周辺地域は、ただちに閉鎖され、他にテロリストがいないかの捜索が行われた。朝の時間帯に、エルサレムに入る唯一の主要道路である1号線が閉鎖されたので、多くの人が混乱に巻き込まれているもようである。アルーツ7によると、多くの人がショックで心理的ケアを必要としているとのこと。

www.israelnationalnews.com/news/381179

深刻な暴力の連鎖:テロ増加で西岸地区でもとりしまり強化の中

イスラエル軍による破壊にあと:ジェニンNovember 29, 2023. (Zain Jaafar/AFP)

ハマスとの戦争が始まる前から、西岸地区では、ハマスやイスラム聖戦、それ以外の組織などテロへの懸念が高まっており、イスラエルは、毎日のように取り締まりとテロ計画、テロリストの摘発を行なっていた。

それは、との戦争が始まってから、また一時的な休戦に入ってからも継続されている。

ハマスとの戦闘が始まった10月7日以降だけで、イスラエル軍は、2000人を逮捕し(多くは取調べ後に釈放されたが、テロ関与で投獄される者もいる)、その際の戦闘で、パレスチナ人200人が死亡している。

側近では28日にも、イスラエル軍が、戦車と歩兵総勢100人でジェニンに入り、指導者とみられる(ハマスかどうかは不明)2人を射殺。17人を逮捕していた。パレスチナ自治政府の主張によると、この時の戦闘で、14歳と8歳の子供が死亡したとのこと。

www.timesofisrael.com/idf-kills-two-senior-terror-operatives-in-jenin-during-west-bank-raid/

これまでに死亡した200人のうち60%は銃火器か爆発物を持っていた者だが、テロに関与していないとみられる人もいる。アラブメディアのアルジャジーラは、イスラエルは、ハマスとの交渉で、パレスチナ囚人150人を釈放したが、133人を新たに逮捕したと報じていた。

www.timesofisrael.com/amid-gaza-war-idf-steps-up-west-bank-raids-to-quell-potential-additional-front/

西岸地区のテロへの動きを放置していたら、ガザのハマスと組んで、イスラエルを大規模に攻撃してくる可能性があるので、イスラエル軍としても対処しなければならない。

しかし、西岸地区では、過激入植者たちのパレスチナ人への暴力もあり、憎しみの連鎖が悪化しているということは間違いない。

ナブルス November 24, 2023. (AP Photo/ Majdi Mohammed)

こうした中へ、イスラエルは、ハマスとの約束にそって、テロリストをこれまでにすでに180人を西岸地区や東エルサレムへ釈放しているということである。

この者たちが前より危険になった上に、ハマスに感謝して協力者になっていく可能性は避けられないろう。写真は、西岸地区のナブルスでハマスを支持する人々の様子。

このエルサレムでのテロ事件は、そうした中で発生しているということである。とりなしを!

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。