世界に広がる反イスラエルデモ・各地で暴力へ発展 2014.7.20

イスラエルの地上軍がガザへ侵攻して以来、ヨーロッパでは激しい反イスラエルデモがひろがっている。

ロンドンでは、昨日に引き続き1万5000人規模の群衆が、パレスチナの旗を掲げて「イスラエルは占領をやめよ。」等のデモ行進を行った。

また、パリでは先週、シナゴグが反イスラエル勢力に襲撃されて以来、親パレスチナの集会は禁止となっていたにも関わらず、19日には、親パレスチナ、反イスラエルのデモが発生。火炎瓶を投げるなどの暴力に発展したため、機動隊が出動している。

フランス政府は、この後、パリでも親パレスチナデモは禁止したが、その他の町では許可する措置をとっている。

イスラエル大使館前でのデモはインドネシアや韓国などアジアにも広がっている。インドのカシミア地方でも反イスラエルデモが発生し、衝突で少年一人が死亡している。

www.telegraph.co.uk/news/worldnews/middleeast/israel/10978435/Thousands-join-pro-Palestinian-rally-in-London-while-protesters-clash-with-police-in-Paris.html

イスラエル国内では、テルアビブで、再び反戦のデモが行われたが、それに対抗し、ガザの兵士を指示する集会も行われた。

いつもは犯罪で名をはせる南テルアビブのセントラルバスステーションエリア。フィリピン人クリスチャンたちが、イスラエルを支持し、ガザの兵士たちのために祈る集会を行った。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

コメントを残す

*