パレスチナ人のテロ続発 2013.12.25

一昨日、テルアビブ郊外バット・ヤムで一般のバスが爆破されたが、昨日、国境警備隊隊員ラミ・ラビッドさん(41)が、エルサレム北部、アダムの入植地付近で、パレスチナ人とみられる男にナイフで刺されて負傷した。

今日になり、ラビッドさんの意識は回復したが、腎臓を一つ失う重傷だ。犯人は逃走したまままだみつかっていない。

<違法滞在のパレスチナ人>

今日、アシュケロンの工事現場に出入り口のない建物(入ってから塗り込んだ?)から違法にイスラエルに滞在していたパレスチナ人3人が発見された。

同じ地域では、地下に穴を掘って隠れていたパレスチナ人数人がみつかっており、この日だけで違法滞在のパレスチナ人が15人もみつかっている。

こうしたパレスチナ人がイスラエル国内でテロを行う可能性があるため、警察は摘発を急いでいるもよう。

<バス・シェルートも危ない?>

一昨日バット・ヤムで一般の路線バスを狙ったテロが発生したことから、アメリカ政府は、自国の職員らにバスや、シェルート(乗り合いタクシー)など公共交通機関を利用しないよう、警告を出していたことがわかった。

今日になり、日本大使館も同様の警告を送ってきた。しかし、バスもシェルートも市民の足。乗らないわけにはいかない。エルサレムでは、今日もバスはいつもと全く変わらない満員ぶりだった。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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