イスラエルのチーフ・ラビ決まる 2013.7.25

イスラエルには、ユダヤ教のチーフ・ラビが二人いる。アシュケナジ(ヨーロッパ系)と、スファラディ(東方系)それぞれに選出され、任期は10年である。

昨日、150人のラビからなる委員会とエルサレムの市長など政府指導者などが選挙を行い、6人の候補者からラビ・ダビッド・ラウ(アシケナジ・53才)と、ラビ・イツハク・ヨセフ(スファラディ・61才)が選ばれた。

ラビ・ダビッド・ラウは、前アシュケナジ・チーフラビのラビ・イスラエル・ラウの息子、ラビ・イツハク・ヨセフは、前スファラディ・チーフラビ・オバディア・ヨセフの息子と、それぞれ2世が後を次いだ形となった。

今のイスラエルの社会情勢からみて、宗教シオニスト(率先して従軍するユダヤ教徒のグループ)のラビがふさわしいのではないかともいわれたが、最終的に選出された二人はどちらも超正統派で、これまでの伝統を守ったことになる。
超正統派の従軍をめぐっては、すったもんだがまだ続いている。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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