ISISがいよいよイスラエル周辺に近づいて来た。エジプトが守るシナイ半島で、ISIS関連の過激派組織が同時多発的に、エジプト軍、警察を襲撃。少なくとも70人が死亡した。
エジプト軍によると、テロリストの襲撃を受けたのは、シナイ半島の検問所10カ所で、エジプトのメディアによると、自爆テロも3件含まれていたという。これを受けて、エジプト治安部隊がただちに反撃し、テロリスト22人が死亡した。
エルサレムポストが、エジプト軍司令部の情報として伝えたところによると、この同時多発テロ事件の後、エジプト軍は、ヘリコプターやF16戦闘機による反撃を行い、少なくとも100人を殺害したという。(死者の数はメディアによって相違あり)
エジプト軍は、現在、シナイ半島北部とガザとの国境の警戒態勢をレベル3に上げている。イスラエルは、ガザとの2つの検問所を閉鎖した上、エジプトがシナイ半島に駐留軍を増強する必要があった場合、これに合意するとの意向を伝えている。
ネタニヤフ首相は、多数の兵士を失ったエジプトに忌辞を述べるとともに、「SISは、いまやゴラン高原だけでなく、エジプトにも現れた。」と警告する発言をしている。
www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4674758,00.html
ガザ地区では、ハマスの求心力が落ちてきているが、30日、ISIS(関連団体)がハマスは「8年もパレスチナを支配しているのに、イスラム律法の一つも徹底していない。」と表立って非難するビデオを流した。
それによると、シリアのヤルムク・パレスチナ難民キャンプのように、ガザ地区でも虐殺を行うとする脅迫をつきつけている。
またこのビデオは「エルサレムの人々へ」となっており、ハマスだけでなく、イスラエルとパレスチナ自治政府に対しても「絶滅させる」と挑戦している。