目次
海外メディアにも公開された虐殺の現場
ガザ国境をほぼ制覇したイスラエル軍は、国境周辺のキブツで、恐ろしい惨殺現場を発見している。
10日、イスラエル軍は、惨殺から3日たったキブツ・クファル・アザの虐殺の現場をそのまま海外メディアにも公開した。ガザに近いので、イスラエル軍による空爆の様子や音が背景に聞こえている状態の中でである。
車や家には火が放たれ、子供を含む遺体があちこちにころがっている。現場にあったのは大人200人と、乳児40人ほどの遺体だった。乳幼児の遺体の一部は、残虐に斬首されているものもあった。
ちょうど仮庵の祭りの最終日でまだスッカがあった。子供の自転車が血まみれになってころがっているような中に、遺体が散在していた。
3日も経っているので、あたりは死の匂いに満ちていたという。首相府担当官によると、記者たちの中には、取り乱したり、嘔吐した人もいたとのこと。
記者たちを案内したイスラエル軍司令官は、メディアに対し、「これは戦争ではない。戦場でもない。赤ちゃんとその母、父親がベッドルームで、シェルターの中で殺されている。これは大量虐殺の現場だ」と語った。
なお、虐殺現場については、ここが最悪ということで、他にもあるということである。
www.timesofisrael.com/israel-takes-foreign-journalists-to-see-massacre-site-in-kfar-aza/
30人が助かったキブツ・エイン・ハシロシャ:兵士たちの大きな励ましに
一方幸い、生きている30人が発見され、救出できたところもあった。9日、イスラエル軍は、キブツ・エイン・ハシロシャで、生存していた30人を発見していた。イスラエル人16人とタイ人14人である。
30人は、ハマスが来たとき、急いで逃げて隠れた。残酷なな光景ばかりを見させられているイスラエル軍兵士たちには、言葉にならない大きな励ましになったとのこと。