イスラエル、また全世界のユダヤ人たちは、3月6日日没から7日、8日にかけてプリムを祝った。プリムは、聖書のエステル記を覚える祭りである。
エステル記は、古代ペルシャの時代に、ユダヤ民族を抹消しようとしたハマンの計画が、王妃エステル(ユダヤ人)を通して失敗に終わり、ユダヤ人が反撃して立場的にも大逆転したという話である。
これを覚えて、この日、ユダヤ人たちはお祭り騒ぎをする。イスラエルは、今国が分裂する混乱の中にあるが、市民の日常は、維持されている。文字通り全国各地で、さまざまなイベントが行われた。
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プリムの特徴は、人々が子供から大人まで、さまざまなコスチュームをつけて町に出るということ。この習慣は、中世の時代にイタリアのカーニバルの要素が加わって全世界に広がったと言われている。
エルサレム市内の様子(33分ぐらいから仮装した人々がいるベンヤフダ通りの様子)
テルアビブに近いラナナの様子
超正統派たちのプリム
テルアビブの南ヤッホで行われた、『日本風プリム』のイベントの様子(シオンとの架け橋FBより)
しかしながら、お祭りが終わると再び現実に戻る。9日には、全国で、反司法制度改革デモが行われる予定で、イタリアへ外交訪問に出発するネタニヤフ首相の移動を妨げるともみられている。