神戸シナゴーグもプリム:ガンバ大阪へ移籍したイスラエルのサッカー・ネタ・ラヴィ選手も出席 2023.3.9

ガンバ大阪に移籍のイスラエルの人気サッカー選手:ネタ・ラヴィ選手

神戸にあるシナゴーグでのプリムに、イスラエルのプロサッカーチーム、ハイファ・マカビーからガンバ大阪に移籍したばかりのネタ・ラヴィ選手(26)が奥様と子供さんをつれて、ヒーローか何かに仮装して参加していた。

イスラエルでは、サッカーが日本の野球のような国民的スポーツである。その中でもハイファのマカビーチームは人気トップ。そのチームの中でも、MFを務めるラヴィ選手はスターだった。

日本への移籍は、マカビーにとってかなり打撃が大きいとの記事がある。そういえば、イスラエルのテレビやニュースで見たような顔だ。

そのネタ・ラビ選手(背番号18)が、日本のガンバ大阪と契約を結び、完全移籍してひと月ほどになるという。シナゴーグに来ていたユダヤ人の子供たちは、ネタ選手のサインをもらったり、一緒に写真を撮ってもらったりしていた。

www.gamba-osaka.net/team/players/18/

ネタ選手に、ちょっと話を聞こうをしたが、インタビューはできないとのこと。ただ日本にきて以来、ここはすばらしい、本当にアメージングだと何度も言われていた。

日本のサッカーチーム、サムライブルーは、2020年、FIFAにおいて強豪ドイツやスペインを破り、世界でもかなり評価が高い。

イスラエルのメディアによると、ラヴィ選手にとって、イスラエルから日本のチームへの移籍は、経済的にも選手としての評価においても、かなり画期的なのだという。

最近、日本とイスラエルの距離が縮まっているが、スポーツにおいても両国がさらに接近することを期待したい。

www.ynet.co.il/sport/israelisoccer/article/syhu3esji

www.gamba-osaka.net/news/index/c/1/no/14495/

神戸シナゴーグでのプリム:ラビはボーリングの玉・家族はピンに仮装

神戸にあるシナゴーグでも、皆が仮装して集まるプリムの祝いが行われた。

5日日没から、エステルのように断食し、6日は、エステル記朗読のあと、皆でイスラエルのファラフェルを食べて断食を終えた。

翌7日は、午後3時から、大勢の家族連れもやってきてのプリムが行われた。人数は120〜130人ぐらいだっただろうか。

普段来ている家族と、ちょっと遠方で普段は来れないが、祭りにあわせてやってきたという、ユダヤ人家族もいた。奥様が日本人というパターンが多い。ネタ・ラヴィ選手がこの時に参加していた。

今年のプリム・パーティのテーマは、“ゲーム”。子供たちの多くはスーパーマリオに。女の子たちは小さなエステル王妃が多かった。

ラビ・シュムリックは、大きなボーリングの玉に変装し、奥さんのバティヤさんと5人の子供たちはボーリングのピンに変装していた。ラビはこの格好のままでエステル記を朗読。

ハマンという名前が出てくるとグラガーを振り回して騒音を出す。今年は、背後の画面にストーリーを示すアニメが映し出されて、わかりやすかった。

ところで、ユダヤ教というと荘厳で厳格なイメージがあるかもしれないが、イスラエル文化なので、ここでは時間はあってないようなもの。

午後3時からとアナウンスされていたのに、実際に朗読が始まったのは、4時半。朗読がはじまっても子供たちは、好き放題走り回りの叫び回りである。それを注意する大人はいない。

テーブルにつくやいなや、騒がしい中で、前にあるものを食べる。神戸のシナゴーグは、食事が本当に美味しい。シャロンさんが料理し、中国人のランボーさんが手伝っている。ハマンの耳というプリムのクッキーも絶品だった。ただ全員が会話しているので、かなり大きな声でないと聞こえないほど。

子供たちは、まあ日本人の子供の10倍は動き回る。子供たちには、ゲームが用意されていたが、何をやっているのかは不明だった。

子供たちは、会堂の中と、そのうち周辺にもでまわって大声だして、騒ぎ回っている。近所も良い迷惑の感じ。しかし、それを止める大人はほとんどない。日本人の子供たちが、大人にしかられ、ちーんとしているのとは文字通り対照的だ。

大人たちは、出てくるものを食べながら、大声で会話と楽しむ。

まさにバラガン(カオス)状態だが、なんでもありなので、それでよいのである。だれかがだれかを戒めるようすもないし、食べて騒いで、である。

そうして、最後は、会堂管理者が、立って大声でラビに感謝を表明。終わるとラビはパーティを準備した人々に、名前をあげて感謝を表明。その後にちょっと説教をする。聞いてる人はごくわずか。。これもいつものパターンである。

そのうち、それぞれ適当に帰っていく。終わるのは6時と描いてあったが、実際には、7時半から8時でもまだ人はいた。ま、これでよい、というのが、イスラエル式なのだ。

神戸のシナゴーグでは、春の桜シーズンには、イスラエル人の旅行団体がやってくる。特に桜と重なる過越の祭りでは、シナゴーグは大混雑だ。コシェル(ユダヤ教律法に適応する食品)の食事ができるところは、日本でもまだ限られていて、ここシナゴーグぐらいというのもその一因である。

2014年に家族と共に神戸に着任したラビ・シュムリックのおかげで、シナゴーグは賑わいをとりもどしている。ラビは、全国をとびまわって、ユダヤ人につかえるという海外ラビの使命を豊かに担っておられる。

コシェル認証もできるラビなので、食品工場やレストランで、認証を受けたい企業は、せひシナゴーグまでご連絡ください。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。