手は尽くしたが・・・シリア情勢 2012.7.2

先日、ジュネーブで国際社会が「移行政府組織」を設立し、アサド政権に政権を返上させる案が採択されたが、シリアの反政府側が、「これではあいまいすぎて、アサド大統領が入り込む要素も含んでいる」と拒否する姿勢を示した。アメリカのクリントン国務長官は、「これがうまくいく補償はない」と悲観的な見通しを語った。

トルコは、シリアとの国境に軍備を配備中。今日、シリアのヘリコプターが近づいたとしてトルコの戦闘機数機がスクランブル発進したが、ヘリコプターはまもなくシリア領内に戻り衝突にはならなかった。

シリアでの殺戮はおさまることなく、今日も続いている。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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