スンニ派アラブ諸国 もパレスチナ側に 2023.10.11

Friday, May 19, 2023. (Saudi Press Agency via AP) アラブ連盟議長ビンサルマン皇太子

先週まで、サウジアラビアとイスラエルの国交成立の話になっていたが、一気にその話は遠のいた様相である。サウジアラビアのモハンマド皇太子は、「イスラエルの占領が長引いた結果だ。」とパレスチナ側に立つとみえる発言をした。

イスラエルと実質的な交流もしているUAEは、双方に自制を求めるとして、ハマスを非難しなかった。バーレーン、モロッコ、トルコ、イエメン、チュニジア、クウェートでも親パレスチナのラリーが行われていた。

イスラエルと和平を結んでいるエジプトもヨルダンも、ハマスを直接非難していない。エジプトでは、この紛争が始まった後に、イスラエル人が2人殺される事件も発生していた。

シーア派イランはいうまでもなく、ハマスを支持してきたカタール、イスラエルに砲撃を許したシリアも、当然、パレスチナ支持を表明。イラクも同様。みな、パレスチナ側である。

www.jiji.com/jc/article?k=2023100800377&g=int

www.nytimes.com/2023/10/09/world/middleeast/mideast-palestine-support-gaza.html

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。