西岸地区テロ:ヘンキンさん夫妻の葬儀 2015.10.4

1日(木)に射殺されたラビ・ヘンキンさん夫妻の葬儀が、今日行われ、エルサレム市内の墓地に埋葬された。葬儀にはリブリン大統領はじめ、数百人が参列したと伝えられている。

両親を失った4人の子供たちへの打撃は想像を絶する。長男9才は、救急隊が駆けつけたとき、泣きながら「両親が殺された。」と言っていたという。

イスラエル軍によると、大規模な捜査で、土曜夜、犯人の2人が逮捕されたもようだが、詳細はまだ不明だが、このテロの犯行声明は、アッバス議長の党、ファタハ所属の組織が出している。

ユダヤ人たちが悲しみの葬儀を行う一方、パレスチナ人たちは甘いお菓子を配っての祝いを行っていた。なんとも異常な話である。 http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/201372#.VhA_-6UWnA8

<ユダヤ過激派の反撃>

イスラエルは軍4部隊を派遣して、付近の治安をはかっているが、木曜の事件発生以来、すでに”値札(復讐)”行為が動いている。犯行のあった夜、パレスチナ人の車両が放火され、「エルキム・復讐」という落書きが残されていた。

エルサレム旧市街でまた2人が殺されたことから、パレスチナ人のテロだけでなく、ユダヤ過激派の動きが懸念されるところである。

しかし、一方で、5才のパレスチナ人が銃を触っていて誤爆し、腹部に銃弾をうけた事故を、「イスラエル人がやった」と通報するというケースもある。幸い、明らかにイスラエル人であるはずがない状況から、真実が明らかになった。

www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4706547,00.html

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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