今年も渡り鳥来訪 2016.12.17

イスラエルは、ロシアとアフリカ大陸を行き来する渡り鳥の中継地点である。毎年550種類、5億羽もの渡り鳥がイスラエルでしばし休憩していく。エイラットとイスラエル北部のフーラ湖に、アガモン湖がそのメッカである。

暗いニュースが続く中、今年も48000羽ほどの灰色サギがやってきているという。近くの畑を荒らされないよう、イスラエルは、750トンもの鳥の餌を与えている。

www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4893977,00.html

最近では、イスラエルが居心地良くなり、そのまま居ついてしまうものもいるという。

www.timesofisrael.com/why-israel-is-a-pilgrimage-site-for-birds-and-birdwatchers/

<石のひとりごと>

エルサレムはここしばらく、雨が続き、石造りの家はかなり寒くなった。シャワーのお湯はぬるく、腹がたつほど寒い。ふと、マイナス5度で毛布もなく暖かい食べ物もないシリアの人々を思ったら、寒くなくなった。

ヤフーメールが止まってしまった。なんとかするのに2日ついやしたが、なおらなかった。ふとシリアの人々を思ったら、こんなことでパニックになるのは、ばかばかしいと思った。

アレッポから脱出するバスの群れは今も停止したままだ。トイレはどうしているのだろう。生理中の女性はどうしているのだろう?寒さの中で下痢をしてしまった人は?それよりも足や手がちぎれているのに麻酔もない人は。。。?

シリアの人々のことを思えば、エルサレムでは、感謝こそすれ、不平不満をいうことなどいっさいないなと思わされているこの頃である。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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