ガザよりロケット弾60発以上 2014.3.13

ガザへ向かっていたと見られるイラン船拿捕。ガザ地区でイスラエル軍が対テロ作戦を展開。火曜日のガザへの空爆でテロリストとみられるガザ人3人が死亡し、南部の緊張が高まっていたが、水曜午後、ガザ全土から、60発以上のロケット弾の雨がイスラエル南部へ撃ち込まれた。

犯行声明はイスラム聖戦で、イスラエル軍に3人の戦闘員を殺害されたことへの報復だと言っている。

イスラエル軍によると、幸いほとんどが空き地に着弾し、ガソリンスタンドや図書館付近といった市街地に着弾したのは5発。迎撃ミサイルが撃ち落としたのは3発。

被害については今のところ、スデロットの女性(57)が軽度の負傷をしたとの報告のみだが、南部全域の住民は今夜はシェルターで過ごすよう指示されている。

なお、この記事を配信する0:00(現地時間)現在、ロケット攻撃は停止している。

<イスラエル軍の反撃>

イスラエル軍は直ちに戦車でガザ地区内部2個所を報復攻撃した。ネタニヤフ首相は、「イスラエルを攻撃するものには力で対処する。」と語ったが、実際には最善の対処を検討中だという。

<予想外に無視された!?武器密輸のイラン船>

先週拿捕されたイラン船がイスラエル最南端のエイラットに到着し、積み荷だった大量の武器がメディアに公開された。

ところが、まったく記事を出さなかったニューヨークタイムスはじめ、西側諸国の関心は予想以上に低く、イランの鬼の首をとったかのように言っていたネタニヤフ首相の期待は大きくはずれた。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

コメントを残す

*