エルサレムでは、比較的静かな週末であったが、西岸地区、テルアビブのヤッフォ、ガザ地区では、パレスチナ人と治安部隊との衝突があった。
1)西岸地区
金曜、エルサレムから南へ約30分の入植地グッシュ・エチオンのテロが多発するジャンクションで、パレスチナ人(24)が、をナイフで刺そうとして、射殺された。
この他、ベツレヘム、ヘブロン、ナブルス、カルキリヤなど西岸地区各地で、投石や催涙弾を伴う衝突があり、暴徒に紛争して暴徒に紛れ込み、逮捕するイスラエルの特殊部隊が撮影されたりしている。
www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4995798,00.html
パレスチナメディアによると、神殿の丘問題が始まってから、イスラエルとの衝突で死亡したパレスチナ人は13人に上る。(イスラエル人の犠牲者は5人) イスラエル軍によると、今週西岸地区各地で暴力的なデモに参加したのは1000人ぐらいだった。
www.maannews.com/Content.aspx?id=778404
この他、いちいち報告されていないが、イスラエルの治安部隊は、西岸地区では、様々な踏み込み捜査を継続して行っており、逮捕者が出たり、武器、未登録の車両などの没収が、定期的に行なわれている。
2)ガザ地区
ハマスがイスラエルとの国境へ集結せよとの指令を出していたが、フェンスをはさんで、イスラエル軍と衝突となり、投石したり、燃えるタイヤを投げつけたりしたため、イスラエル軍が実弾で反撃。
数十人が負傷した他、ガザの少年(16)が死亡した。イスラエル兵も1人は投石にあたって負傷。一連の衝突で、パレスチナ人4人が逮捕された。
*旧市街含むエルサレム市内の警備は国境警備隊(警察)だが、ガザや他国との国境の場合は、イスラエル軍が警備にあたる。
イスラエル各地では、様々なカイタナ(夏休みキャンプ)が行なわれているが、夏キャンプハマス流という記事があった。軍隊の軍事教練そのものである。ここで、イスラエルへの憎しみを身につけてしまうのである。
www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/In-Pictures-Summer-camp-Hamas-style-501026
3)ヤッフォでの衝突
テルアビブのヤッフォでは、土曜早朝4:30、犯罪グループが撃ち合いをしているとの通報があった。警察がかけつけ、犯人らを追いかけて、銃撃戦となり、1人(21)が死亡、1人が負傷した。
午後になり、早朝の上記事件現場にて、アラブ系市民らがデモを行った。ヤッフォは、住民の約3分の1がアラブ人である。最近は緊張が高まっていたという。