テルアビブ一帯・悪天候で大規模停電 2015.10.29

www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4717497,00.html

イスラエルでは、25日、本格的な雨が降り始めた。

雨は特にシャロン平原(地中海側テルアビブとその周辺地域)では、例年より強い嵐となり、電信柱が倒れて車が被害を受けた。西岸地区ツルカレムなどでは、こぶし大ほどのひょうが降って車のフロントガラスが壊れた。

その後、広範囲に低電し、6万人が電気なしの夜を過ごした。28日までには、すべての地域で電力は回復したと発表されたが、その直後にまた雨が降り始めて停電。29日には15000家屋がふたたび停電に陥った。*このメールが届くころには回復しているとみられる。

この影響で、一部の信号が動作しなくなり、テルアビブの高層ビル群のアズリエリ前では、相当な渋滞もあいまって混乱した様子が伝えられている。エレベーターが途中で止まって、中にいた人々が救出されたケースも。

テルアビブより北部の地中海側では、雷雨で道路が車の窓あたりまで冠水。浸水した家もある。この1週間の雷雨による事故などで2人が死亡している。

しかし、道路が川のようになり、町の大きなごみ収拾箱が次々に流れて行く様子を見て笑っているところは、さすがに余裕のイスラエル人。

www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4717976,00.html

なお、エルサレムでは上記のような雷雨にはならなかったが、雨の後から、気温が下がり、フリースの上着を引っ張りだしたところである。悪天候は、今週末まで続くとの予報。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

1 comments

石堂ゆみ様
 初めまして、イタリアのボローニャ在住の宮坂ともうします。一般的に言うところの福音派のキリスト者です。
 直接記事とは関係ないので申し訳ありませんが、実は今、自分のブログ「an east window」において「ヘブロンに関する考察」という記事を書いております。記事を書くきっかけは、イスラエルの民のパレスチナ地方における歴史性を否定する説に対する反証だったのですが、色々調べていくうちに、今まで知識がなかったヘブロンという町の歴史の重要さに魅かれてしまいました。聖書の中においても、また現在に至るまでの歴史においても、エルサレムと同様、複雑で血生臭いものですが、今までに気づかなかった霊的メッセージもあるのではないか、と探求しております。
 そこで、ひとつお願いがあるのですが、現地に長年住んでおられる方の視点から、現在のへボロンに関する状況などの情報を記事にしていただけたらと思います。ネット上で見つけた日本人の旅行者の情報では、現在ヘブロンも非常に緊張した危険な状況だとありました。どの争いにも歴史の歪曲によって対立を煽る邪悪な者はいると思いますが、やはり意図的にユダヤ教徒とイスラム教徒の対立を扇動しているグループなどがいるのでしょうか。
 お時間があるときで構いませんので、よろしくお願いいたします。

追伸:ちなみの私の記事の目的は、霊的なものであり、政治的な意図は一切ありません。また私は、福音派によく見られる宗教的シオニズムにも同意しておりません。

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