イスラエルでは、25日、ユダヤ暦5775年(アダムとエバの創造から数える)の新年を迎えた。
今年は、新年と安息日が続いているため、24日日没から安息日明けの26日日没まで、イスラエルは電車もバスも店も閉まる。そうなると人気が上がるのが、自然を楽しめる国立公園。24日は、北部の自然へ向かう車が大渋滞。13万人が北へ向かったと報じられている。
もちろん、治安部隊に休日はない。全国でテロや犯罪に備えて、むしろいつもより多くの兵士や警察が、任務についている。
エルサレムでは、24日、神殿の丘に右派議員が入ったり、一時パレスチナ人が治安部隊に石や火炎瓶を投げる騒ぎもあったが、その後は静かな夕刻となり、25日朝は、実に平穏で、さわやかな新年の朝となった。
<増え続ける人口>
www.jpost.com/Israel-News/Politics-And-Diplomacy/Israeli-population-climbs-to-8904373-ahead-of-Jewish-New-Year-375927
イスラエルでは、毎年、新年に人口が数えられる。今年は17万3811人増えて、890万4373人となった。
昨年生まれた新生児は17万6230人、このうち男の子が9万646人、女の子が8万5584人と、男の子が上回った。
<移民の動向:フランスが移住国トップへ> http://www.haaretz.com/jewish-world/jewish-world-news/1.614489
今年1月から8月までの移住者は、2万4801人。このうちフランスからの移住者が3263人となり、世界でもトップに立った。フランスでは、昨今、反ユダヤ主義が急速に悪化しており、イスラエルへの移住に拍車がかかっている。ユダヤ機関によると、今年中に6000人来るとみこまれている。
次が、ロシアと対立しているウクライナからの移住者。今年1月から8月までに3252人が移住した。これは昨年からみると61%の増加となっている。