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ローシュ・ハ・シャナ(ユダヤ教新年)5785年
イスラエルと世界のユダヤ人は、2日日没より、ローシュ・ハシャナ(ユダヤ教新年)を迎えた。
家族友人が集まって、特別な夕食を食べている時に、テルアビブに近い、グッシュ・ダン、続いてバットヤムにドローン2機が飛来。サイレンがなる中、迎撃ミサイルが撃墜し、負傷者なかった。
חיל האוויר יירט מטרה אווירית חשודה מול חופי גוש דן @ItayBlumental @Itsik_zuarets
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— כאן חדשות (@kann_news) October 2, 2024
一方、同じ頃、イスラエルもベイルート市内への攻撃を行い、破損したビルの様子が伝えられている。レバノン保健省によると、2日、イスラエル軍の攻撃で46人が死亡。85人が負傷していた。
訃報が相次いだ新年
今年の新年は悲壮な中での新年になった。前日の1日には、テルアビブで、ハマスによるテロが発生し、市民7人が死亡した。
またこの日はイランが、イスラエルほぼ全国に向けて181発もの弾道ミサイルを発射し、エルサレムでは、嘆きの壁で祈っていた人々も、シェルターへ逃げなければならなかった。
イスラエルでは負傷者が2人に止まったが、イスラエル空軍基地を含め、今少しずつ被害が明らかになってきているところである。
しかし、1日は、ローシュハシャナ前夜のスリホットの日でもあり、その後、嘆きの壁は、人で埋め尽くされていた。
そうして新年を迎える2日の夜、イスラエル人たちは、家族親族が集まって、新年を祝ったのだが、イスラエル人たちは、この朝、3日前から、北部国境を越えてヒズボラと戦っていた地上軍兵士8人が死亡した知らせを受け取っていた。
イスラエル人の友人は、家族そろって新年を迎えたことに改めて喜びを感じるが、同時にまた、この戦争であまりにも多くのイスラエル人たちが愛する家族を失ったことを思うと、心が痛い。喜びと深い痛み悲しみが同居する新年と書いていた。
これから、11日・ヨム・キプール(贖罪の日)、16日から仮庵の日、そして昨年、ハマスが攻め込んできたシムハット・トーラーと続く。ヨム・キプールの前夜は、最後の悔い改め、スリホットで嘆きの壁は文字通り超満員になるが、今年は、これをキャンセルと発表された。これはかなり異例なことである。
本来なら、今は、海外在住のユダヤ人や、クリスチャンたちが、最もイスラエルを訪問する時期であり、イスラエル人も世俗派たちが、いっせいに海外へ出かける季節である。本来なら、喜びに溢れるシーズンである。
しかし、イスラエルのエルアル航空以外の海外便は、ほとんどテルアビブへの乗り入れを停止している。エルアル航空はまだ発着しているが、着陸には北部を回らないルートになっているとのこと。
イスラエルのユダヤ人人口10万人増加:移住者数は前年から50%減
イスラエルのユダヤ人人口は、前のローシュ・ハシャナから10万人増えて730万人となった。移住者は、100カ国以上から3万1000人。このうち、最大はロシアからで、1万9850人だった。移住者が最も住んでいるのは、今毎日ロケット弾が飛来しているネタニヤである。
前年の同時期には4万6000人が移住していたので50%減となっており、戦争の影響ともみられている。
今年のローシュ・ハシャナの時点で、世界のユダヤ人人口は、1580万人。このうちの730万人が、イスラエルにいる。海外にいるユダヤ人850万人のうち630万人はアメリカにいる。これに続くのが、フランスの43万8500人とカナダの40万人。次に、イギリス、アルゼンチン、ドイツ、ロシア(12万3000人)と続いている。
www.timesofisrael.com/worlds-jewish-population-hits-15-8-million-on-eve-of-rosh-hashanah/
日本の神戸でのローシュハシャナ
神戸では、ハバッド派のシナゴーグで、ローシュ・ハシャナの例祭が行われ、200人以上が参加した。
以外にも若いイスラエル人たちが多く参加していた。兵役をいったん終えて、日本に旅行に来ている人々であった。
テーブルには、今回もそれぞれ人質のカードが置かれており、祈りがささげられていた。