まもなくイスラエル軍がレバノンへ、本格的な攻撃をするのではないかとの懸念が広がる中、11日、イスラエル軍が、ヒズボラ関係者2人を狙った攻撃をした後、レバノンからのロケット弾が、イスラエル北部日ガリラヤ地方に向けて、午後に60発、夕方に40発近くが発射された。
夕方のロケット弾は、アラブ人居住地域も標的になっていた。ほどんど迎撃された他は、空き地に着弾。負傷者はなかった。
この一連の攻撃の後、レバノンから、キブツ・ダンに向けて対戦車砲が発射され、キブツの地元警備組織に配属されていた予備役兵(39)が重傷となった。現在、病院で治療を受けている。
その後、イスラエル軍は、レバノン南部のヒズボラ拠点への反撃を行った。
レバノン(ヒズボラ)とイスラエルの間では、小ぶりの攻撃の応酬が続いている。Times of Israelによると、10日から11日にかけての攻撃で、レバノンのロケット発射装置30基を破壊したとのこと。この攻撃でヒズボラ1人死亡。1人負傷した。
しかし、元IDF参謀総長のガンツ氏が、戦闘のフォーカスをガザからヒズボラに移動させるべきと発言し、北部ではその訓練が行われている他、ギャラント防衛相が、ガザの軍レベルの戦闘能力はもうないというなど、まもなく、北部で本格的な戦闘なるのではないかとの見方が広がっている。