目次
学校校舎はハマス基地のごとく:激戦で戦死者4人
イスラエル軍は、北部ジャバリヤとシジャイヤ、南部カンユニスでの踏み込んだ戦闘を行っている。
24時間で450箇所を攻撃する激しさである。
ガザ南部では、対戦車ミサイル発射場や偵察地点を破壊。大量の武器や諜報資料を応酬した。
Terrorism Academy: The IDF blew up buildings in Al-Azhar University in #GazaCity which were used by #Hamas for terror activities.
Lots and ammunition and tunnels were found and destroyed.#October7massacre #October7 #Israel #Gaza pic.twitter.com/uwXJIl8SmV— Erez Neumark 🇮🇱🇧🇪 (@ErezNeumark) December 8, 2023
同じく北部、シャジャイヤでは、学校校舎内にハマスの独房があった他、教室内部に、近くのモスクに続くトンネル入り口とネットワークがみつかった。
学校内では、ハマスが待ち伏せしており、イスラエル軍と激しい戦闘になった。以下はその様子。これは映画ではなく、実弾が飛び交っている実戦である。
The IDF releases dramatic footage of troops of the elite LOTAR Unit battling Hamas operatives in a school in Gaza City’s Shejaiya neighborhood.
According to the IDF, troops of the 188th Armored Brigade’s 74th Battalion, along with the LOTAR soldiers, encountered a Hamas cell as… pic.twitter.com/gZZrWwDtlz
— Emanuel (Mannie) Fabian (@manniefabian) December 8, 2023
イスラエル軍によると、昨日までの48時間の戦闘で、200人以上が投降してきたという。その中から、ハマス工作員とみられる数十人への尋問を行っている。
戦死者4人
この一連の戦闘でイスラエル兵(予備役)4人が戦死した。
南部戦線でコビ・ダバッシュ上級軍曹(41)、ナフタリ・ヨナ・ゴードン軍曹(32)、オムリ・ロト軍曹(25)。
北部戦線でエイヤル・メイール・ベルコヴィッツ軍曹(28)が戦死した。どの人も職業軍人ではなく、予備役で招集された人である。それぞれの家族と人生があった普通の人たちだった。
これでガザ地上戦が始まってからの戦死者は91人。10月7日からの戦死者総数は420人。それぞれに家族があったので、2000人近いイスラエル人が、徴兵後に家族を失った経験をしていることになる。
また、どの兵士かは不明だが、ここ数日の間に、まだIDF兵士が完全に撤退していない建物を、空軍が誤って爆破したために、死亡した兵士もいるとのこと。戦争中とはいえ、悲惨なことは起きるものである。
一昨日戦死したエイセンコット元IDF参謀総長の息子のガルさん(25)の葬儀は、昨日、ヘルツェリアで行われた。ネタニヤフ首相はじめ、数千人が参列していた。
カンユニス戦闘完了まではあと2ヶ月はかかるか
イスラエル軍は、徐々にハマスの深部へとせまっているようではあるが、
イスラエル国防高官は、カンユニスを落とすのにまだ3-4週間かかるとの見通しだという。落としてもそこにいるハマスの一掃には、さらに3-4週間かかるとみている。
こうした現状からか、アメリカは、「特にイスラエルに戦闘を終わらせる期限は設けていない。」との声明を出していた。
人質救出作戦失敗:イスラエル兵2人重傷
どの場所かは特定ができていないが、昨夜、イスラエル特殊部隊は、ハマス拠点に人質奪回作戦を行った。しかし、その場所に近づいていることがばれて、激しい戦闘となり、イスラエル軍は、2人の重傷者を出して、人質は救出できなかった。
この時、人質は死亡したとハマスは言っているが、未確認。この失敗については、ハガリ報道官も認めている他、ハマスも同様の状況説明を発表している。
イスラエル軍が人質救出作戦をするのは、これが2回目である。1回目は10月30日にイスラエル女性兵士のオリ・メギディッシュさんを救出していた。
石のひとりごと
毎日つらい記事ばかり。もう2ヶ月になる。つらいので、もう読むのをやめたという人もいる一方、あらたに登録をしてくださる方も相次いでいて、励まされている。
かつて、この働きを始める前、オリーブ山の上で、主と共に、体育座りをして、エルサレムで起こっていることを見ているビジョンを見た。
主は戦いが繰り広げられ、多くの主の民や、その周囲の民が死んでいくのを痛み苦しみながら見ておられた。その地に主が来られる。その日が来るまで、主は、痛み苦しみながらそこから目を離さないでおられる。
エルサレムに近くなったころ、都を見られたイエスは、その都のために泣いて、言われた。「おまえも、もし、この日のうちに、平和のことを知っていたのなら。しかし今は、そのことがおまえの目から隠されている。
やがておまえの敵が、おまえに対して塁を築き、回りを取り巻き、四方から攻め寄せ、そしておまえとその中の子どもたちを地にたたきつけ、おまえの中で、一つの石も他の石の上に積まれたままでは残されない日が、やって来る。それはおまえが、神の訪れの時を知らなかったからだ。(ルカ19:41-44)
しかし、世界で起こることを見る中、主が来られる日は、そう遠くないことを思わされる。だから、その日まで、Watchmanとして、記事をまとめながら、いくら悲しくても、苦しくても書き続けようと思う。その主の思いを共有し、日々とりなしてくださる兄姉に感謝して。
見よ。主の日が来る。その日、あなたから分捕った物が、あなたの中で分けられる。わたしは、すべての国々を集めて、エルサレムを攻めさせる。町は取られ、家々は略奪され、婦女は犯される。町の半分は捕囚となって出て行く。しかし、残りの民は町から絶ち滅ぼされない。
主が出て来られる。決戦の日に戦うように、それらの国々と戦われる。その日、主の足は、エルサレムの東に面するオリーブ山の上に立つ。(エゼキエル13:1-4)