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イスラエルのピークアウトはまだ:アシュ・コロナ担当
アメリカ、イギリスでは、感染拡大がピークアウトとなり、新規感染者は急激に減少している。しかし、イスラエルでは、まだ感染拡大は続いており、保健省によると、18日 には、1日の感染者数が7万2000人を超えた。発病している人は、39万3000人で、総人口の約4%にあたる。
Israel 🇮🇱, the only quadruple-vaxxed country in the world (also using mask mandates and Covid passports), just broke global record for daily Covid cases 💪 pic.twitter.com/G1ZDuVG2Ru
— Dr. Eli David (@DrEliDavid) January 18, 2022
感染者数増加に伴い、重症者数もまだ増え続けており、533人と500人を超えた。人工呼吸器依存者は104人で、18日の死者は35人。オミクロン株の場合、子供への感染が懸念されているが、保健省データによると、重症化した人の2%は4歳以下とのことで、ここ数日の間にその割合が倍になっているとのこと。
アシュ・コロナ担当は、イスラエルではまだピークに達していないとの考えを明らかにした。
イスラエルでは、2020年にパンデミックが始まって以来、コロナに一度でも感染した人は200万人と、国民の4-5人に一人はすでにコロナ感染を経験している。
www.jpost.com/health-and-wellness/coronavirus/article-693976
隔離による社会への影響:医療機関・軍・学校への影響
医療従事者で、オミクロンに感染したか、濃厚接触で隔離を余儀なくされている人は8900人。このうち医師が1209人、看護師が2540人。エルサレムは感染が最も深刻だが、その代表的な病院の一つであるハダッサ・ヘブライ大学病院では、医療従事者の10人に1人が感染して隔離に入っているとのこと。
病院には、オミクロンだけでなく、通常の季節性風邪や、インフルエンザで重症化した患者も入院している。ハダッサ病院によると、医療崩壊には至っていないが、業務はかなり厳しいとのこと。
イスラエル軍では、1万4048人が感染。9732人が隔離中である。
学校の子供たちは、14万6000人が感染して隔離中。加えて14万2000人が、濃厚接触で隔離中で、30万人近い子供たちが学校へ行けなくなっている。
多くの労働者が、感染、濃厚接触で隔離に入って社会が麻痺する辞退になっているので、政府は、隔離期間を5日に短縮(検査ルールはワクチン接種者、未接種者で違っている)したが、まだ状況は急には変わっていないようである。