UAEとバーレーンが、イスラエルとの国交正常化で合意し、その署名式が、15日、アメリカのホワイトハウスで行われることとなった。このため、14日夜、ネタニヤフ首相夫妻は、子供たちを連れて、ワシントンへ飛びだった。
ネタニヤフ首相は、マスコミに取り囲まれたくないとの理由で、家族だけの専用機を利用すると言っていたのだが、国民が苦しんで居るこの時期に、あまりに費用がかさばるとのバッシングを受けて、通常の飛行機に変えるという一件もあった。
確かに、UAEとバーレーンがイスラエルとの国交を樹立することは、歴史的である。しかし、イスラエル国民は確かに今、それどころではない状況にある。
アメリカも同様で、まだコロナの感染拡大はダントツ世界一である。その上、BLM(ブラックライブスマター)のデモや、カリフォルニアの史上最悪で、まだ消火の気配がない山火事など、アメリカ国民も、それどころではない状況に置かれている。
それぞれの国民とは切り離されたような状況で、この歴史的な署名が行われるということである。