嘆きの壁で自由に飛ぶつばめの群れ:コロナ危機影響 2020.5.13

スクリーンショットhttps://www.youtube.com/watch?v=FeKsr2cF41w&feature=youtu.be

イスラエルは、季節ごとに大陸から大陸へと移動する野鳥の通路に位置しており、毎年、何百種類もの野鳥がやってきて、休息していく。

今年は、コロナ危機で、人間が一気にいなくなったエルサレムに、アフリカからヨルダン北部へ向かうアマツバメがやってきて、嘆きの壁で自由に飛び回っている。

あまつばめは、3歳ぐらいで成鳥となり、つがいをみつけて20歳ぐらいで死去するまで、ずっと夫婦であり続けるという。Times of Israelによると、嘆きの壁にはつがいが90組、神殿の丘には数百組、市内にも数千組いるとみられる。

www.timesofisrael.com/migratory-swifts-put-on-aerial-show-at-western-wall-emptied-of-people/

このツバメは、ヘロデ大王に時代にもエルサレムにきていたとのこと。神殿に祈りに来たイエスと弟子たちの上もアマツバメたちが、飛び回っていたかもしれない。

なお、イスラエルでの過去24時間の新たな感染者は16人(現時点の感染者4186人)、死者は2人(計260人)。

www.kan.org.il/page.aspx?landingPageId=1009

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。