神殿の丘で、イスラエルの警察がモスクに足を踏み入れたとして、ガザからだけでなく、レバノンからもミサイルがイスラエルに、撃ち込まれ、大きな戦争に発展するのではないかと懸念されている。しかし、ようやくラマダンの終わりの5月1日が見え始めた。
ラマダン最終週の27日、ちょうど、西エルサレムでは、ヤド・ヴァシェムで、ホロコースト記念式典が行われていたころ、東エルサレムの旧市街、ハラム・アッシャリフ(神殿の丘)では、イスラム教徒が、ライラット・アル・カダールの祈りを捧げていた。この日は、モハンマドに、コーランが掲示され始めた日とされる。
この夜祈りを捧げたイスラム教徒は、10万人を数えた。周辺で、警察数千人が高い警備体制をしいていたが、衝突は発生しなかった。どうやら、エジプトとUAEが仲介に入り、イスラエルと、ヨルダンの間で沈静化に向けた交渉が行われて、合意にいたったもようである。
イスラエルは、ラマダンが終わるまで、非イスラム教徒は神殿の丘に入らないとか、ラピード外相が、イスラム教徒の礼拝の安全は保証すると約束するなどの譲歩を提示していたのであった。
www.timesofisrael.com/over-100000-muslim-worshippers-gather-on-temple-mount-for-nighttime-prayers/
<今日・ラマダン最後の金曜日>
今日は、ラマダン最後の金曜日である。警備にあたっている警察は3000人。1時間ほど、パレスチナ人たちが、ハマスの旗を掲げて、神殿の丘から嘆きの壁に向かって石を落とそうとした。石は1つ嘆きの壁に落ちたが、負傷者はなかった。
しかし、パレスチナ人らと、イスラエルの治安部隊が衝突し、パレスチナ人3人が逮捕された。その後、平穏が戻っているとのことで、いったん閉鎖されたハラム・アッシャリフへの入場も再開されているとのこと。
www.timesofisrael.com/police-and-palestinians-clash-at-temple-mount-on-final-friday-of-ramadan/