27日ラマダン例祭で神殿の丘に10万人以上:大きな衝突なし 2022.4.29

Palestinian Muslim worshippers pray during Laylat Al Qadr, also known as the Night of Power, in front of the Dome of the Rock Mosque, in the Al Aqsa Mosque compound in Jerusalem's Old City, Wednesday, April 27, 2022. Laylat Al Qadr is marked on the 27th day of the holy fasting month of Ramadan and is commemorated as the night Prophet Muhammad received the first revelation of the Quran. Muslims traditionally spend the night in prayer and devotion. (AP Photo/Mahmoud Illean)

神殿の丘で、イスラエルの警察がモスクに足を踏み入れたとして、ガザからだけでなく、レバノンからもミサイルがイスラエルに、撃ち込まれ、大きな戦争に発展するのではないかと懸念されている。しかし、ようやくラマダンの終わりの5月1日が見え始めた。

ラマダン最終週の27日、ちょうど、西エルサレムでは、ヤド・ヴァシェムで、ホロコースト記念式典が行われていたころ、東エルサレムの旧市街、ハラム・アッシャリフ(神殿の丘)では、イスラム教徒が、ライラット・アル・カダールの祈りを捧げていた。この日は、モハンマドに、コーランが掲示され始めた日とされる。

この夜祈りを捧げたイスラム教徒は、10万人を数えた。周辺で、警察数千人が高い警備体制をしいていたが、衝突は発生しなかった。どうやら、エジプトとUAEが仲介に入り、イスラエルと、ヨルダンの間で沈静化に向けた交渉が行われて、合意にいたったもようである。

イスラエルは、ラマダンが終わるまで、非イスラム教徒は神殿の丘に入らないとか、ラピード外相が、イスラム教徒の礼拝の安全は保証すると約束するなどの譲歩を提示していたのであった。

www.timesofisrael.com/over-100000-muslim-worshippers-gather-on-temple-mount-for-nighttime-prayers/

<今日・ラマダン最後の金曜日>

今日は、ラマダン最後の金曜日である。警備にあたっている警察は3000人。1時間ほど、パレスチナ人たちが、ハマスの旗を掲げて、神殿の丘から嘆きの壁に向かって石を落とそうとした。石は1つ嘆きの壁に落ちたが、負傷者はなかった。

しかし、パレスチナ人らと、イスラエルの治安部隊が衝突し、パレスチナ人3人が逮捕された。その後、平穏が戻っているとのことで、いったん閉鎖されたハラム・アッシャリフへの入場も再開されているとのこと。

www.timesofisrael.com/police-and-palestinians-clash-at-temple-mount-on-final-friday-of-ramadan/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。