目次
過越中らしい?反司法制度デモ
ミサイルや、テロが連続する中だったが、8日土曜日の安息日明け、司法制度改革反対、“独裁”政権反対のデモは、テルアビブ、エルサレム、ハイファなど全国で実施された。参加者の数は」10万人と伝えられている。
各地のデモは、テロの犠牲者を追悼する黙祷から始められた他、テルアビブでは、治安維持のため、道路をクリアにする必要があるとの警察の要請を受け、これまでの道路封鎖や行進は行われなかった。テロになれば大惨事になるため、警察は、数千人を警備につけていたとのこと。
以下はテルアビブのデモの様子だが、過越期間中ということもあり、ネタニヤフ首相をエジプトのファラオにみたてて、「私の民を去らせよ。」と書かれている。
Tel Aviv from the sky pic.twitter.com/SMCaUFXO7A
— Noga Tarnopolsky נגה טרנופולסקי نوغا ترنوبولسكي (@NTarnopolsky) April 8, 2023
支持率落ちるリクード:チャンネル13の調査
チャンネル13が行った調査によると、ネタニヤフ首相のリクードの支持率が、現在32議席であったところ、現在は20議席まで落ちているとのこと。
最大は、ベニー・ガンツ氏率いる国家統一党で、現在12議席のところ、29議席と伸ばして第一の党になることがわかった。
筆頭野党でラピード氏が率いる未来がある党は、現在24議席のところ、21議席。宗教シオニスト党とオズマ・ヤフディ党の合計は、11議席と、現在の十四から3議席失うことになる。この計算で行くと、ネタニヤフ政権は、合計しても48議席と過半数を大きく割り込むことになる。
しかし、今の仕組みでいくと、国会を解散して総選挙をやり直すことができるのは、ネタニヤフ首相だけである。実質の民意はどこにあるのかは、確かなところはわからないが、どうにも一致できないでいる今のイスラエルである。
これが全面的な敵対者にとりかこまれる中で、どう影響するのか。祈り、見守るしかない、というところだろうか。。