21日、イスラエルでは、1967年の六日戦争で、東西エルサレムが統一されたことを記念するエルサレム統一記念日であった。エルサレムでの激戦地であった弾薬の丘では、毎年、公式の式典が行われる。観客がどの程度であったかは、不明だが、イベントは、テレビで各家庭に流された。
また、例年なら、イスラエル国内外からユダヤ人のシオニスト・ユースグループが、大勢やってきて、イスラエルの国旗を振りながら、市内を旧市街の嘆きの壁までを賑やかに行進するが、今年は、700人が、間隔2メートルを維持して、旧市街の城門付近が集まることで許可が出るにとどまった。
また、例年なら、嘆きの壁広場は人で埋め尽くされて、チーフラビが祈ったりコンサートも行われるが、今年は、招かれた450人がばらばらと広がった形で、チーフラビたちの祈りなどが行われ、家庭にテレビを通じて放送された。
このほか、城壁のライトアップや、ダビデの塔などで、トップミュージシャンらによる、バーチャル・コンサートが行われた。
新型コロナの影響もあるが、今、西岸地区入植地合併問題でも、パレスチナ人との関係が緊張しているところである上、22日は、エルサレムを”占領”するイスラエルに反発する日、アル・クッズデーでもあるので、縮小エルサレムデーは治安を守る警察にはほっとする事態であったかもしれない。
www.timesofisrael.com/jerusalem-day-march-to-be-replaced-with-700-person-chain-around-old-city/
しかし、翌日、イスラエル国内ニュースにおいても、エルサレムデー関連のニュースはほとんどなかったので、なんとも不思議であった。
以下の動画は、前エルサレム市長のニール・バルカット氏が、フェイスブックにあげた動画。当時7歳であったバルカット氏がその当時のことから、市長を務めていた時代から今にいたるまでを回想している。
חג ירושלים שמח!🇮🇱🦁
Nir Barkat – ניר ברקתさんの投稿 2020年5月21日木曜日