昨日から、ロシアがカスピ海に配備した戦艦から、シリアに向ってミサイル攻撃を行っている。その射程距離なんど1500キロ。
イランに加えてイラクもロシアと同盟となったので、誘導ミサイルが両国上空を飛び越して、シリアを攻撃することが可能になったのである。
ロシアは、シリア領内のISISを攻撃していると言っているが、反政府勢力への攻撃も平行して行っており、アメリカはこれを批判。微妙な状況が続く。
そんな中、NYタイムスによると、ロシアは、これまで26発を発射しているが、そのうち4発はイランに着弾したとアメリカ政府関係者が伝えているという。ロシアもイランも否定しているため、被害の有無は不明。
アメリカは、先週、アフガニスタンで、国境なき医師団が働く病院を爆撃。医療スタッフを含め22人が死亡し、国際的な非難のただ中にあり、大きくロシアを非難できない立場にある。
さらに、今回の誤爆について、アメリカの説明が二転三転したため、まさに権威失墜である。
中東ではアメリカがますます存在感を失い、ロシアの存在感が高まっているようである。
イスラエルでテロがエスカレートしているが、今のところ、アメリカに目立った動きはない。