イスラエルでは、3月1-3日、プリムの祭りを迎える。プリムは、聖書エステル記を記念する例祭で、王妃エステルの働きにより、ユダヤ人がペルシャに逆転勝利し、絶滅の危機から救われたことを記念する祭りである。
この日、人々は仮装を楽しみ、家族皆で町へ出て様々なイベントやストリート・パーティに参加する。おもしろい仮装には順位をつけたりするのである。テロ防止の治安部隊には頭の痛い日である。
プリム中は、28日(水)から3日(土)まで、西岸地区からイスラエルへの検問所は原則閉鎖。ガザ地区国境では、27日(火)から3日(土)まで原則閉鎖されることになっている。
www.timesofisrael.com/idf-announces-west-bank-closure-for-duration-of-purim-holiday/
<現代のペルシャ・イラン:”イスラエル絶滅秒読み”フェスティバルを開催(4月)>
エステル記は、ペルシャ、今のイランでの出来事である。現代のペルシャ、イランもまた、公にイスラエルを滅ぼすと公約している国で、イスラエルにとっては、最大の脅威。
そのイランだが、4月に、砂時計をモチーフにした「イスラエル絶滅秒読み」フェスティバルを開催するという。
「パレスチナ人インティファーダ」を支持する国際カンファレンスの代表(上記カンファレンスの代表と思われる)アミール・アブドラヒアン氏によると、イラン政権は、25年以内に、イスラエルは絶滅すると予測している。その時まで、イスラエルは、地域を不安定にするために置かれたと考えられているとのこと。
4月に予定されている「イスラエル絶滅秒読み」国際カンファレンスには、世界中から2000にも及ぶ反イスラエルNGOが集まる予定。
主なテーマは、クッズ(エルサレム)占領国イスラエル、人権侵害、抑圧、テロ・プロモーション、子供殺しのシオニスト、がん細胞、植民政権・・・とずらりと並べられている。もっとも反イスラエルと判定されたチームには、1800ドル、2700ドルと賞金も出るらしい。様々なアニメや、アプリ、オンラインゲームなどなんでも反イスラエルをモチーフにした作品も受け付けている。
カンファレンス最終日は、クッズ・デーにあたり、かなり大きな反イスラエルラリーが予定されている。
<石のひとりごと>
いったい何が悪くてそこまでイスラエルをダシにするのかわからないが、イランでこんな国際カンファレンスが行われるとは、ひんしゅくながら、ちょっとお笑い感すら感じる。
当のイスラエル人たちは、これをハナにもかけないほど、全く気にしていない。むしろこうしたイランの存在は、プリムの時期にユダヤ人たちが、イスラエルには、逆転勝利の神がついていることを思いだせせてくれる、よい教材になっているようである。