ユダヤ教では、1人を救う者は、世界を救うということばがある。人が一人生きているということは、その人の世界があるということを意味する。その人が死ぬと同時に、その人が生きていた世界も消えるということである。
テロリストが殺害した7人はたんに7人というだけではない。今回犠牲になった人々は、以下の通りである。それぞれ家族らとともに本日、葬儀が行われる
エリ(48)・ナタリ(45)ミズラヒさん夫妻は2年前に結婚した夫婦だった。2人は、父たちと食事していたが、銃声が聞こえたので、外に飛び出し、すでに撃たれた5人を助けようとして、2人もまた銃殺されていた。エリさんの父親によると、エリさんは、テロリストに何か言っていたようである。
エリさんとナタリさんは、土曜安息日明けにベイト・シェメシュに葬られた。
ラファル・ベン・アリさん(56)はこの地域に住む妻と3人の子供の父親で、郵便局員だった。
アシャー・ナタン君は、まだわずか14歳だった。安息日の食事の後、友達に会うために、外へ出たところで銃殺された。ナタン君は、土曜夜、オリーブ山に葬られた。父親のアーロンさんは、「アシャーは死んだのではない。彼のたましいは永遠だ。体から出ていっただけだ。」と言った。
「時々君を傷つけたし、いいことを十分してあげなかった。」と深すぎる悲しみを語っている。
www.timesofisrael.com/his-soul-is-eternal-funerals-held-for-3-victims-of-jerusalem-terror-attack/
サウル・ハイさん(68)は、別のシナゴーグで働く人で、この日、トーラーの学びのためにシナゴーグへ向かっていて、犠牲になった。
イリーナ・コロローバさん(60代)は、介護員をしていたウクライナ人。ゼレンスキー大統領が、追悼を表明した。
イリヤ・ソサンスキーさん(26)
負傷した一人は、人工呼吸器依存の重症である。負傷した5人の回復のための祈る。
<石のひとりごと>
イスラエルでは、ことがどんどん動くので、これほどのテロ事件でも、その後、大きなことになっていないことと、イランの軍用車両への攻撃という、これまた衝撃的なことになったためか、もうテロ関係の記事は、さがさないといけないほどになっている。
犠牲者は言うまでもなく、犠牲者家族にとっても、世界が一変することになるのだが、イスラエルでは、いかんせん、めずらしすぎることでもないわけである。
犠牲者たちにとっても、「ついに自分の順番がきてしまった」と考えるしかない。異常な日常といわれるところである。。