エルサレムで2回め銃撃テロ・イスラエル人2人負傷:テロリストは13歳 2023.1.29

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安息日入りの金曜に7人の犠牲者を出すテロが発生したが、その翌日、安息日の29日(土曜)朝、エルサレム旧市街外の考古学発掘地、ダビデの町に隣接する通りで2回めのテロが発生した。

今回は、シナゴーグでの朝の祈りから出てくる人々に、車の後ろから近づいて、拳銃で乱射し、イスラエル人の父息子2人(47歳、22歳)が重傷となった。

負傷した22歳の息子は、パラシュート部隊隊員で、テロリストに反撃し、重傷を負わせていた。テロリストは、近くのパレスチナ人地域シルワン在住、13歳のムハンマド・アリヤット。予後は伝えられていない。負傷した息子は重傷、父親は中等度の負傷を負ったが、状態は落ち着いている。

警察は、アリヤットの両親含む家族を拘束し、事情聴取しているが、アリヤットは、家族の拳銃を盗んで犯行に及んだ可能性が高いとのこと。

今回もハマスは、これを賞賛する声明を出した。

www.jpost.com/breaking-news/article-729892

<最高レベル警戒体制:逮捕したパレスチナ人は42人>

犠牲者を出す2件のテロの後、土曜夜、エリコに近い、アルモグ交差点近くにあるレストランに、パレスチナ人が車内から発砲する事件も発生。発砲は1発だけで、幸い死傷者は出なかった。犯人はそのまま車で逃亡した。

www.timesofisrael.com/palestinian-gunman-opens-fire-at-west-bank-restaurant-no-injuries/

続くテロで、治安部隊は警戒体制をさらに上げて治安の維持を図っている。これまでに42人を逮捕しているとのこと。

www.timesofisrael.com/police-raise-terror-alert-to-highest-level-42-arrested-over-deadly-jerusalem-attack/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。