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シナゴーク等集会許可
イスラエルでは、側近24時間の新型コロナの新たな感染者は12人で、現在の感染者は2046人と減少を続けている。死者は1人で278人。
これを受けて、新政府のネタニヤフ首相は、エデルステイン保健相、デリ内務相、ベン・シャバット国内治安相は、今後のコロナ対策について協議し、シナゴーグ、屋内での祈り、20日より許可すると発表した。
ただし、2メートルのパーソナルディスタンスと手洗いなどの清潔操作遵守、マスクを貼用すること。集会人数は、50人まで(満室の50%までとの報道もあり)を上限とし、各シナゴーグに、コロナ担当者を置くこととしている。
シナゴーグだけでなく、モスク、キリスト教会でも同じ原則で礼拝が可能となった。
神殿の丘(ハラム・アッシャリフ)は来週から:ヨルダンのワクフ発表
エルサレムの神殿の丘(ハラム・アッシャリフ)は、コロナ危機により、3月中旬から入場禁止となっていた。感染者が減少していることを受けて、これを管理するヨルダンのワクフは、来週、ラマダン終了後に訪問を許可すると発表した。
ラマダンの最終日2日は、エイド・アル・フィトレとよばれる祭りで、通常、群衆が神殿の丘(ハラム・アッシャリフ)を訪れる。これについては、今年は避けたということである。
なお、エルサレムポストによると、パレスチナ自治政府内での感染者は、390人ほどで、340人は回復。死者は2人とのこと。
www.ynetnews.com/article/Sy11eYS11o8
ビーチ、ミュージアムも解放
礼拝所以外の場所も、以下のように制限が解除された。(6月2日まで有効)
①ビーチ閉鎖解除
パーソナルディスタンス、清潔操作などを遵守する”パープル・バッジ”レベルを守ることを条件に、ビーチを解放する。
②ミュージアム入場許可
上記基本ルールは守ることと、子供が触るタイプの展示はしない。入場人数は、15平方メートルに1人の割合で。
③海外からの帰国者の2週間隔離は、自宅などでも可能とする。(これまでは政府の決めた施設に2週間待機であった)
隔離する住所を提示することと、そこまで公共交通機関を使用しないという宣誓書にサインする。もし隔離場所に留まっていないことが明らかになれば、保健省は、規定の隔離場所に行くことを命じることができる。
酷暑で熱中症3人死亡:湿度10%で続いた火災
イスラエルではハムシーン(熱風)の影響で、異常な暑さと乾燥が続いている。国内では、エルサレムで38度、テルアビブ36度、ベエルシェバ41度、リションレチオン、ロッドでは、最高42度に達した。
ヨルダン川、死海地域などの低い地域ではさらに暑く、ガリラヤ湖近辺のキブツ・ティラット・ツィビでなんと48度、ベイトシャンで44度であった。
政府は、あまりにも暑いので、金曜までは、外出時マスク着用の義務をキャンセルすると発表。
市民が一斉にクーラーを使用したため、記録的な電気消費量となり、一時停電にもなった。リション・レチオンでは、停電でエレベーターが止まり、救急車が救助に向かうという騒ぎもあった。
この暑さで、救急隊はこの週末から脱水症状で588回出動したが、このうち293人は一時的な意識消失で倒れ、68人が脱水と診断され、6人は熱中症で、このうち3人が死亡した。
www.timesofisrael.com/deadly-heat-wave-broils-country-drives-record-electricity-use/
湿度も10%程度まで下がり、19日、自然発火による山や草原で火災が発生。北部クファル・カナ、エルサレム北部、西岸地区入植地のアダム周辺でも、住民は一時、避難を余儀なくされた。住宅への被害や負傷者はなし。