ロシアのミサイル攻撃で、9階建アパートが大破し、一般市民74人が死亡したドニプロ。ここへ、16日、イスラエルの人道支援団体イスラエイドが、世界で最初となる支援隊を派遣。医療物資、食糧や毛布など人道支援物資も運んでいる。
現地イスラエイド職員によると、ドニプロでは、昨年9月に、イスラエルエイドとウクライナ保健省、ウクライナNGO団体が協力して、心理的なファースエイド、またトラウマのケアにあたる心理専門家など60人余りを訓練していたという。
ドニプロでは、そのうちの20人の心理専門家たちが、負傷者や被害者家族がいる4つの病院で、心理的なケアを開始している。
この他、家を破壊された人々のための食糧や毛布など保温のための物資や、電話のチャージなど、あらゆる支援活動を行っている。
イスラエイドは、昨年2月のロシアによる侵攻が始まって以来、ウクライナ国内では、キーフ、オデッサに、国外ではモルドバと、ルーマニアに拠点を置いて活動を続けているという。
イスラエイドでウクライナにいる報道官によると、イスラエル人は嫌われる傾向にあるものの、ウクライナでは、どこへ行っても感謝をもって歓迎されるとのこと。
reliefweb.int/report/ukraine/israaid-supporting-survivors-dnipro-strike-ukraine
<石のひとりごと>
イスラエルは、ことが起こる前に準備する国だが、今回もドニプロでの攻撃の前に、最も必要な支援の準備が、実にタイムリーにできていたようである。
日本からは、筆者が知る中では、船越真人、美貴宣教師が、オデッサを拠点に、現地ウクライナ人クリスチャンたちとともに、さまざまな支援活動を行なっている。同時に、福音を伝えているが、礼拝には140人を超えるウクライナ人たちが集まり、心と霊の糧を毎週受け取っているという。
戦争が早く収束することを願うが、主はそれまでの間にも、救われる人々をどんどん起こしておられるようである。