www.bbc.com/news/world-middle-east-33341316
核兵器開発疑惑について、最終合意期限を6月30日として大国6カ国とイランが交渉を続けていたが、案の定、合意に至ることができないまま期限切れとなった。イランと大国は期限を7日まで延長すると発表した。
埋められなかった溝は、まずは、イランはすべての各関係施設の査察に応じるという点。イランは、軍事施設への査察はあくまでも拒否し続けている。
また、6カ国が、経済制裁はイランの約束履行状況をみながら徐々に解除すると主張しているのに対し、イランは、ただちにすべての制裁を経済することを主張している点。
次に、この合意はむこう10年を期限とすると主張しているのに対し、イランは長すぎると主張している。これについて、イスラエルは10年などあっというまであり、10年たった後は、イランは核兵器開発へ無罪放免になると激しく反発している。
この問題について、イスラエルは悪くはなってもよくなることはないと考えている。大国が何に合意しようが、イスラエルは、諜報活動やサイバー攻撃などを駆使して、イランの核兵器開発を妨害し続ける意向である。