海外からの訃報 2015.4.10

9日、海外からの訃報が連続して届いた。

タイのプーケットへ向かうフェリーのエンジンから火災が発生し、その時にトイレに閉じ込められたシャニ・マリルさん(12)が死亡した。シャニさんは、家族(両親と兄弟2人)とともに、バッド・ミツバ(成人式)の記念にタイを訪れていた。この事故での犠牲者はシャニさんだけだった。

過ぎ越しとバットミツバという家族では最高の喜びの中での悲惨な事故だけに、家族の痛みは計り知れない。地元ユダヤ教ラビたちがケアにあたっている。 http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4645554,00.html

ペルーのマチュピチュでは、マックス・セラさん(24)が、深い谷の上をロープにぶらさがって移動するアトラクションに参加中、谷底へ転落し、死亡した。マックスさんは、兵役を終えた後、3ヶ月前から南アメリカを旅行中だった。

ベルリンでは、古い教会の遺跡で、イスラエル人男性(22)が撲殺されているのが発見された。この男性はイスラエル大使館に、帰国する飛行機代を出してくれるよう家族に連絡してほしいと要請していた。

殺害される前日には、地元シナゴーグへ食べ物と寝る場所を求めてころがりこんでいた。シナゴーグが用意した宿泊所には戻っていなかった。警察は、反ユダヤ主義暴力の可能性も含めて、調査をすすめている。

被害者それぞれの家族を覚えてとりなしを。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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