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国としては、国際社会でどんどん孤立するようにみえるイスラエルだが、個人レベルや、特にキリスト教徒の間では、イスラエルを支持する動きがあり、イスラエルも、それに目を止めるようになっている。
イスラエルと共に立つ個人
1) ユーロビジョン5位のエデン・ゴランさんの曲をアラビア語で歌うレバノンのクリスチャン・アーティスト
先日ユーロビジョンで、大変な反イスラエルデモの中で歌い上げ、5位になったエデン・ゴランさんの歌「ハリケーン」。10月7日のハマスの虐殺を歌ったものである。
この歌をレバノン人クリスチャンの歌手、カリーン・バシルさんが、アラビア語で歌って、SNSにアップしていた。バジルさんは、エデンさんが、同じようにコンテストに出ているのに、この状況はフェアではないと考え、エデンさんを支援したかったと語っている。
またこの歌を歌うのは厳しいことだが、アラビア語で歌うことが使命だと思ったと語っている。またバジルさんは、これはユダヤ人へのメッセージでもあると語る。レバノンのクリスチャンとして、イスラエルと共に立つ時がきたと語っている。
www.ynetnews.com/culture/article/byh28nfxr
2) インフルエンサーのナス・デイリー氏がイスラム教徒としてユダヤ教を紹介
世界的なインフルエンサーのナス・デイリーさんは、アラブ系イスラエル人で、イスラム教徒。そのナスさんが、エルサレムで1ヶ月かけて、ユダヤ教とは何かを学び、そこから学んだことを世界に発信。ユーチューブ上では、2日間ですでに18万人が見ている。
内容は、ユダヤ教のみならず、ユダヤ人の性質や考え方にも及んでおり、SNS上で高評価を得ている。*注)ナスさんは国ではなくユダヤ教に焦点を当てるとしている
19日アメリカでイスラエルと共に立って祈る日
アメリカでは、Family Research Councilというクリスチャン団体が、19日をイスラエルと共に立って祈る日と呼びかけている。フランクリン・グラハム氏なども名前が出ている。このために署名しているクリスチャンの数は、現時点で、1万9395人となっている。
allisrael.com/american-christian-leaders-call-for-day-of-prayer-for-israel-on-may-19
日本でもBFPJapanが、ハイナイトとして、全国の教会での祈りをサポートする働きをしている。
国際社会の冷たい反応の中で、際立っているこうしたクリスチャンたちの様子に、イスラエルでは、感動と感謝を語っている記事もあった。厳しい現状の中ではあるが、両者の距離が縮まっていればと願う。