孤立してない?イスラエルと共に立つ人々:19日アメリカ全土でイスラエルと共に立って祈る日 2024.5.18

国としては、国際社会でどんどん孤立するようにみえるイスラエルだが、個人レベルや、特にキリスト教徒の間では、イスラエルを支持する動きがあり、イスラエルも、それに目を止めるようになっている。

イスラエルと共に立つ個人

1) ユーロビジョン5位のエデン・ゴランさんの曲をアラビア語で歌うレバノンのクリスチャン・アーティスト

先日ユーロビジョンで、大変な反イスラエルデモの中で歌い上げ、5位になったエデン・ゴランさんの歌「ハリケーン」。10月7日のハマスの虐殺を歌ったものである。

この歌をレバノン人クリスチャンの歌手、カリーン・バシルさんが、アラビア語で歌って、SNSにアップしていた。バジルさんは、エデンさんが、同じようにコンテストに出ているのに、この状況はフェアではないと考え、エデンさんを支援したかったと語っている。

またこの歌を歌うのは厳しいことだが、アラビア語で歌うことが使命だと思ったと語っている。またバジルさんは、これはユダヤ人へのメッセージでもあると語る。レバノンのクリスチャンとして、イスラエルと共に立つ時がきたと語っている。

www.ynetnews.com/culture/article/byh28nfxr

2) インフルエンサーのナス・デイリー氏がイスラム教徒としてユダヤ教を紹介

世界的なインフルエンサーのナス・デイリーさんは、アラブ系イスラエル人で、イスラム教徒。そのナスさんが、エルサレムで1ヶ月かけて、ユダヤ教とは何かを学び、そこから学んだことを世界に発信。ユーチューブ上では、2日間ですでに18万人が見ている。

内容は、ユダヤ教のみならず、ユダヤ人の性質や考え方にも及んでおり、SNS上で高評価を得ている。*注)ナスさんは国ではなくユダヤ教に焦点を当てるとしている

19日アメリカでイスラエルと共に立って祈る日

アメリカでは、Family Research Councilというクリスチャン団体が、19日をイスラエルと共に立って祈る日と呼びかけている。フランクリン・グラハム氏なども名前が出ている。このために署名しているクリスチャンの数は、現時点で、1万9395人となっている。

allisrael.com/american-christian-leaders-call-for-day-of-prayer-for-israel-on-may-19

prayandstand.com

日本でもBFPJapanが、ハイナイトとして、全国の教会での祈りをサポートする働きをしている。

www.bfpj.org

国際社会の冷たい反応の中で、際立っているこうしたクリスチャンたちの様子に、イスラエルでは、感動と感謝を語っている記事もあった。厳しい現状の中ではあるが、両者の距離が縮まっていればと願う。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。